今回は『ニワトリの雑学』として、
ニワトリが卵を毎日産めるのはなぜ?
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
ニワトリが卵を毎日産めるのはなぜ?
ニワトリが卵を毎日産めるのはなぜ?
さっそく『ニワトリが卵を毎日産めるのはなぜ?』の答えから!
「ニワトリが毎日卵を産める理由」は、ずばり
① ニワトリには産んだ卵がなくなると、すぐに次の卵を新たに産む習性があるから
② ニワトリの飼育環境を繁殖期(産卵しやすい春の気候)に一年中合わせているから
③ 1,200年以上の年月をかけて卵をたくさん産むニワトリに品種改良してきたから
の3つが大きな要因です。
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ニワトリを含め
多くの鳥類は、育てる卵が消失すると次の卵を速やかに補填しようとする性質
をもっていますが、実際には
野生化では栄養が足りなかったり、成育環境が不十分だったりし毎日卵を産むことはできない
のが現実です。
しかし、養鶏場では
光環境を常に春頃に合わせることで卵胞刺激ホルモンや黄体形成ホルモンといった性腺刺激ホルモンの分泌を促す
ことに加え、
栄養価の高い飼料を与え、オスとの交配も避ける
ことで、
極めて効率的に排卵を常態化させる
ようにしているわけです。
ただそうはいっても、
卵の形成~産卵には10日ほどかかる
うえ、
お腹の中(卵巣)で成長した卵(卵黄)が、卵管を通って体外に放出されるまで1日以上かかる
ため、
優秀なレイヤー(卵用鶏)であっても年に300個も産卵できれば合格点(平均的なレイヤーで260~280ほどの産卵数)
で、厳密には
毎日卵を産んでいるわけではなく、数日産み続け1~2日休む…というサイクルが一般的
です。
また、よくある質問として
オスと交配していないのにどうして卵を産むの?
という疑問がありますが、それは
人間の女性と一緒で、受精卵かどうかに関わらずただ排卵しているだけ
だからです。
人間の女性が月に1回排卵するように、ニワトリも毎日排卵しているだけということですね(まぁニワトリは卵を取られることによって強制的に排卵を促されているわけですが…)
ニワトリに関しては他にもおもしろい雑学がたくさんあるので、気になる記事があれば ↓ を参照してください。
以上、『ニワトリが卵を毎日産めるのはなぜ?』について簡単にまとめました。
お読みいただきありがとうございました<(_ _)>
『ニワトリが卵を毎日産めるのはなぜ?』まとめ
ニワトリが卵を毎日産める理由 ⇒ ① 産んだ卵がなくなる速やかに次の卵を新たに産む習性があるから| ② ニワトリの飼育環境を繁殖期に合わせ光刺激・栄養価によって性腺刺激ホルモンを活性化させているから| ③ 長期の産卵に耐えうるよう品種改良してきたから