今回は『人体の雑学』として、
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
心臓がガンにならないのはなぜ?
心臓がガンにならないのはなぜ?
さっそく『心臓がガンにならないのはなぜ?』の答えから!
「心臓がガンにならない理由」は、ずばり
① 心臓内の体温が高いから
② 細胞分裂の回数が少ないから
の2つが代表的です。
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もう少しだけ詳しく↓
人の体は組織ごとに体温が異なりますが、なかでも心臓内部は(平常時では)人体で最も高温の40℃近くで体温が保たれています。
ガン細胞は35℃くらいで最も活発に増殖(細胞分裂)し、39℃以上になると分裂速度は大幅に低下します。
そのため、心臓内ではガン細胞ができても増殖しにくい ⇒ ガンになりにくい! ということ。
心臓全体としても細胞分裂回数は圧倒的に他の臓器よりも少なく、特に横紋筋(おうもんきん;心臓壁なども構成している心筋)は一生を通してほとんど細胞分裂しないほど!
ガンの症状が現れるのは単純にガン細胞が増えることが原因(がん発生の要因の1つとしては細胞分裂時における遺伝子のコピーミスが挙げられる)なので、ただでさえ体温が高く増殖しにくい上に、心臓全体としての細胞分裂回数も限られているため悪性腫瘍が見つかることはほとんどありません(ただし粘液種などの良性腫瘍は多々報告されている;2023年時点)。
以上、『心臓がガンにならないのはなぜ?』について簡単にまとめました。
簡単にいえば【ガン細胞が増えにくい環境だからガンになりにくい!】ということです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>
心臓がガンにならない理由 ⇒ ① 心臓内の体温が高いから(40℃以上ありがん細胞の増殖は止まる)/ ② 細胞分裂の回数が少ないから(心臓全体を通して他器官よりも分裂回数が少ない)