今回は『熱の雑学』として、
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
水が暖まりにくく冷めにくいのはなぜ?
水が暖まりにくく冷めにくいのはなぜ?
さっそく『水が暖まりにくく冷めにくいのはなぜ?』の答えから!
「水が暖まりにくく冷めにくい理由」は、ずばり
比熱容量(温度を上げるために必要な熱量)が大きいから
で、「水の比熱容量が大きい理由」は
2、水が液体だから(気体と違って分子が密集している!)
3、水素結合に基づく分子間力が大きい(つながりが強い!)
4、水素結合が切れたりつながったりするから(ムダに熱エネルギーを使っている!)
の4つが原因です。
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「水が暖まりにくく冷めにくい理由」を分かりやすいいえば、
軽い液体だから ⇒ 小さい量でもいっぱい熱を吸収してくれる!
水素結合のつながり方 ⇒ 熱を加えると水素結合が切れてはまたくっついてを繰り返すからムダ遣いが多い!
ことが大きな要因です。
なお、よく気象学の分野では
海水が暖まりにくく冷めにくいのは水の比熱容量が大きいからだ!(水が暖まりにくく冷めにくいのが原因だ!)
と決めつけている方がいますが、それは誤解を招きかねない表現で、実際には
熱容量&流動性 ⇒ 海面を暖めても海流によって混ざり合うため熱の吸収・放出に時間がかかること
気化熱 ⇒ 海面の水が蒸発することで温度が下がること
の2つの要因も大きいため、
だということは覚えておいてください(関連記事:季節風とは?|簡単に【仕組み&原理】を2分解説!)。
以上、『水が暖まりにくく冷めにくいのはなぜ?』について簡単にまとめました。
お読みいただきありがとうございました<(_ _)>
水が暖まりにくく冷めにくい理由 ⇒ 比熱容量が大きいためで、水が液体で質量が小さく水素結合が変移することが原因