今回は『宇宙の雑学』として、
宇宙の温度は何度くらい?
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
宇宙の温度は何度くらい?
宇宙の温度は何度くらい?
さっそく『宇宙の温度は何度くらい?』の答えから!
「宇宙の温度は何度」は、ずばり
マイナス270℃くらい
で、「宇宙の気温が低い理由」は
【空気】がないから
です。
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まず「温度」というのは
【分子の(運動)エネルギー量】を表す数字
であり、わかりやすくいえば
【分子がどれだけ動き回っているか】を表すもの
です。
例えば、「地球の空気」の場合では
【窒素】や【酸素】など【空気を構成している分子の運動エネルギー】
に比例した値が「温度」となります。
つまり、
温度が生じるためには【分子】が必要
なのに、
宇宙には【空気】という【原子・分子】がほとんど存在しない(正確には1cm3あたりに1~2個はあります)
ため、
温度がない ≒ 絶対零度(最低気温となる-273℃)
とほぼ同じ
-270℃ほど
になるわけです。
ただし、これは
太陽のような【恒星】が近くにないケースの話
(恒星:星自体がエネルギーを持ち光を放つ星)
で、恒星が近くにあると
【熱放射】という【光がもっている熱エネルギー】
(太陽光やたき火で暖かく感じるのは、光と一緒にやってくる【熱放射】のため)
が影響するため、温度は
恒星までの距離が近くなるほど高温になって
いきます。
なお、
ヒトが宇宙に放り出された場合
を考えてみると
熱を伝導する空気が存在しない
ため、
「-270℃」という気温を感じて寒くなることはない
です。
ただし、
体中の水分子が宇宙に逃げていく(蒸発に近い現象)
ため、
気化熱によって体はゆっくりと冷えていく
でしょう。
よく
宇宙では凍死する!
逆に熱が逃げず圧力もないから沸騰する!
と勘違いしている人がいますが、実際は
凍死もしなければ沸騰もせず、ただの酸欠によって10~30秒で意識を失い死ぬだけ
です(ただし、水分の蒸発によって体にダメージは受けます)。
以上、『宇宙の温度は何度くらい?』について簡単にまとめました。
お読みいただきありがとうございました<(_ _)>
『宇宙の温度は何度くらい?』まとめ
宇宙の温度 ⇒ マイナス270℃ほど