今回は『植物の雑学』として、
1、秋に紅葉するのはなぜ?
2、葉が落ちるのはなぜ?
という2つの疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
秋に紅葉&葉が落ちるのはなぜ?
秋に紅葉&葉が落ちるのはなぜ?
さっそく『秋に紅葉&葉が落ちるのはなぜ?』の答えから!
「秋に葉が落ちる理由」は、ずばり
【冬の乾燥】によって葉から【水分が蒸発】して枯れてしまうのを防ぐため
で、「紅葉する理由」は
葉に【栄養】がいかなくなる
ことで
【緑色の色素】である【クロロフィル】が壊れ
て、
① 【黄色の色素】である【カロテノイド】の色が目立つようになる(黄色い紅葉)
② 【赤色の色素】である【アントシアニン】が葉に残った糖から生成される(黄色+赤色の紅葉)
からです。
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植物に限ったことではありませんが、「生物が生きる最大の目的」は
【自分の遺伝子】を後世に残し【繁栄】させること
で、言い換えれば
【優秀な子供】を産んで【大人に育てる】ことが何よりも大切
です。
そのため、
秋に葉を落とす【落葉樹(らくようじゅ)】
は
【春】~【夏】
という
【太陽】がたくさん降り注いで暖かい!
【雨】が多くて水に困らない!
【虫】や【鳥】といった【花粉媒介者】&【種子散布者】がいっぱいいる!
などの条件が整った時期に
集中して子孫を残している
わけですね。
一方、
葉を落とさない&紅葉もしない【常緑樹(じょうりょくじゅ)】
には
葉っぱから水分が蒸発してしまうのを防ぐ仕組み(葉を細く太くする、クチクラ強化など)
が備わっている種も多く存在していますが、基本的には
1年を通して【乾燥がひどい】or【寒さが厳しい】時期が短い環境(はっきりした四季がなく年中成育しやすい熱帯雨林など)
にいるために、
葉を捨てなくても生きていける
場合がほとんどです。
もちろん、常緑樹といっても葉の入れ替わりは発生(1~3年周期が多い)しているのでお忘れなく!
以上、『秋に紅葉&葉が落ちるのはなぜ?』について簡単にまとめました。
お読みいただきありがとうございました<(_ _)>
『秋に紅葉&葉が落ちるのはなぜ?』まとめ
秋に葉が落ちる理由 ⇒ 水分の蒸発を防ぎ耐寒するため
秋に紅葉する理由 ⇒ クロロフィル色素(緑色)が減り、カロテノイド色素(黄色)が目立つようになる、または残った糖によりアントシアニン色素(赤色)が生成されるから