今回は『熱の雑学』として、
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
温度が上がる(高くなる)と膨張するのはなぜ?
温度が上がる(高くなる)と膨張するのはなぜ?
さっそく『温度が上がる(高くなる)と膨張するのはなぜ?』の答えから!
「温度が上がる・高くなると膨張する理由」は、ずばり
分子の動きが活発になって、分子のあいだに働く引力を振り切ることができるから
で、「気体の場合」には
します。
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まず「温度」というのは
という
です(より正確には力学エネルギーの統計値に相当)。
つまり
となり、そこから
ことになります。
すなわち
なので、
温度が上がる(高くなる)
⇒ 分子がより活発に運動するようになる
⇒ より広範囲に分子が拡散する
⇒ 分子の体積が増える
⇒ 膨張する
というわけですね。
ただし
は
すべて一緒なわけではない
点には注意してください。
分子の種類によって
ため
なります(お互いに強く引っ張っているほど、なかなか離れようとしない)。
一般に「膨張率」は
の順になっていて、例えば「固体」の場合には
イオン結合
共有結合
金属結合
など
ため
です。
また膨張率は分子構造やポテンシャルエネルギーの性質によっても変わってきますが、一般常識としてわざわざ覚える必要はないでしょう。
覚えるべきポイントは
です!
以上、『温度が上がる(高くなる)と膨張するのはなぜ?』について簡単にまとめました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>
温度が上がる・高くなると膨張する理由 ⇒ 分子の動きが活発になり分子間の引力を振り切って体積が増えることで膨張する