科学の雑学Q&A

こげは体に悪い?ガンになる?|疑問を2分で!

投稿日:2019年7月20日 更新日:

 

今回は『食品の雑学』として、

1、こげは体に悪い?
2、食べ過ぎるとガンになる?

という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。

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こげは体に悪い?ガンになる?

こげは体に悪い?ガンになる?

 

さっそく『こげは体に悪い?ガンになる?』の答えから!

 

こげが体に悪いかどうか」は、ずばり

 『普通に』 食べている分には【体に悪くない】

で、「こげを食べるとガンになるかどうか」は

 『普通に』 食べている分には【ガンの主要因にはならない】

と考えられます。

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ガンについては

原因はわかっている(← 細胞が死なずに増殖し続けること)

ものの、

発生メカニズム(どういった経緯で遺伝子に変異が起こるか)は要因が複数あり一部しかわかっていない

ため、

こげが不安でしょうがないなら食べるのを控えるべき

ですが、一般に

「こげを食べると体に良くないしガンになるぞ」というおどしは科学的根拠がないに等しい

ため、むやみに信じることはやめるべきです。

確かに「こげ」には

【ヘテロサイクリックアミン】などの発がん性物質(正確には遺伝的な変異をもたらす可能性のある物質)が微量に含まれている

のですが、

お茶碗いっぱいの【こげ】を毎週食べ続けても変異リスクは極めて低い

ため、「一般的な食生活(1日1~2食、焼肉や焼き魚のこげを気にせず食べるくらい)」であれば

【こげ】よりも【アルコール】や【芋・肉などの食品そのもの】の方がよっぽどがんの要因になりうる

といえます。

 

結局のところ、「ガンになる理由」は

遺伝子が変になって細胞が死んでくれないから

で、「一番の原因」は

エラーの蓄積&老化によって遺伝子の修復ができないこと

なので、少なくとも若いうち(~40歳)

一般的な食事・生活習慣でガンになるリスクを気にする必要はない

と言い切っても問題ないでしょう(例えばタバコを吸うとガンになる!とよく言われますが、修復機能が健全な30代までにタバコが原因でガンになることはほとんどありませんタバコの悪い点は突然変異確率が高まることで、老化などによって修復がたまたまターゲットに機能しない&肺が汚いので手術が困難&特効薬が使えないことが多いなどの点からやはり40歳までには禁煙しておくべきでしょう;副流煙に関しては吸引量が少ないので密室空間で長時間・長期間煙にさらされない限りはそれほど神経質になる必要はありません)。

 

以上、『こげは体に悪い?ガンになる?』について簡単にまとめました。

お読みいただきありがとうございました<(_ _)>

『こげは体に悪い?ガンになる?』まとめ

 こげは体に悪い? ⇒ 焼肉や焼き魚程度のこげは何ら問題ない

 ガンになる? ⇒ 一般的な食生活で触れる程度のこげではガンにならない(正確には遺伝子の突然変異確率が極めて低いため、コゲを気にする必要がない)

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