『瞬間接着剤の原理・メカニズムを5分で解消!』ーどうしてすぐくっつく?ノリとの違いは?

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今回は『瞬間接着剤はどうしてすぐくっつくの?』として、

1、瞬間接着剤の原理・メカニズム

2、ノリとの違い

の2つを簡潔にご紹介します。

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『瞬間接着剤の原理・メカニズムを5分で解消!』ーどうしてすぐくっつく?ノリとの違いは?

瞬間接着剤の原理・メカニズムーどうしてすぐにくっつく?

 

まずは「瞬間接着剤の原理・メカニズム」から。

 

瞬間接着剤の原理・メカニズムはいたって簡単で、

 分子間力のおかげ

です。

 

分子間力というのは、分子同士が引き合う力のことで、

一番身近なものに「静電気力」があります。

 

静電気では、単純にプラスとマイナスの電荷が引き合っていますが、

瞬間接着剤では電荷に影響されない「ファンデルワールス結合」という分子間力が影響しています

 

専門用語は割愛して、わかりやすくいきましょう!

 

 

どんな物質でも、表面はでこぼこしていますよね?

 

普通なら、2つの物体同士を重ねても ”でこぼこ同士” が一致することはありません。

 

しかし、瞬間接着剤は ”でこぼこの間” に入り込んで、

ちょうど鍵穴のようにぴったり ”でこぼこ” を埋めてしまいます

 

そして、間に入り込んだ瞬間接着剤には「シアノアクリレート」という化合物が含まれていて、

「シアノアクリレート」は分子同士が手をつなぐ手助けをします

 

この過程こそが「瞬間接着剤がくっつく原理・メカニズム」そのものです。

 

 

わかりやすいイメージとして、「水(H2O)」を想像してみてください。

 

水(H2O)は、水素原子(H)と酸素原子(O)から成り立ちますが、

一度 水(H2O)になってしまうと、水素や酸素にはなかなか戻らないですよね?

 

瞬間接着剤でも似たような原理で、一度「シアノアクリレート」を介して結合(高分子化)すると、

ちょっとの刺激では分子間力を引きはがすことはできません。

 

実際に、鉄と鉄を1滴の瞬間接着剤でくっつければ、

人が全力ではがそうとしても びくともしないほどの強度になります。

 

 

ここまで説明した「瞬間接着剤の原理・メカニズム」をまとめておくと、

1、瞬間接着剤は、分子間力によって物と物をくっつけている

2、一度、結合(高分子化)すると引き離すにはには多大な力が必要

ということになります。

 

 

以上、簡単にですが「瞬間接着剤の原理・メカニズム」について説明しました。

 

続いては「瞬間接着剤とノリは何が違うのか」を簡潔にご紹介します。

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瞬間接着剤とノリは何が違うの?

 

ここからは「瞬間接着剤とノリの違い」についてまとめていきます。

 

瞬間接着剤とノリの違いはシンプルで、物をくっつける方法が違うだけです。

 

 瞬間接着剤 ⇒ ”シアノアクリレート + ” 

 ノリ    ⇒ ”でんぷん(など)  + 空気” 

で分子同士をくっつけています。

 

つまり、”瞬間接着剤とノリの一番の違い” は、”水を利用するか空気を利用するか” です。

 

もちろん、主成分が違うので名称が異なっているのですが、

根本的な「原理・メカニズム」が全く違います。

 

 

ノリでは、乾燥するとくっつきやすくなる ”でんぷん” などを利用しているため、

ノリをつけてから成分が乾燥するまでは結合しません。

 

その一方で、瞬間接着剤では、物質同士の ”水分” を介してくっつきやすくしているため、

シアノアクリレートが水分と化学反応さえすれば すぐにくっつきます

 

水との化学反応は比較的速いので、瞬間接着剤は「瞬間」で接着するのです。

 

 

ここで、少し疑問に思う方がいるかもしれませんね。

 

「金属やゴムは水分を含んでいないんじゃないの…?」と。

 

確かに金属やゴムの水分量は少ないですが、

それでもたいがいの製品は水分を含んでいます。

 

加えて、空気中に含まれる微小な水分とでもシアノアクリレートは比較的反応しやすいので、

特に問題なくくっつくわけです。

 

 

また「たくさん接着剤をつけたのに全然くっつかない」と嘆く方がいますが、

それは「逆に水分と反応しにくくなっているから」です。

 

瞬間接着剤をたくさんつけると、物質と触れる表面積が小さくなりやすく、

化学反応するまでに時間がかかってしまいます。

 

そのため、「全然くっつかない」と誤解してしまうので、

”接着面の半分も塗らなくてOK” という感覚で使用するといいでしょう。

 

 

以上、「瞬間接着剤とノリの違い」についてまとめました。

 

これにて『瞬間接着剤の原理・メカニズムを5分で解消!/どうしてすぐくっつく?ノリとの違いは?』は終了です。

 

ご朗読ありがとうございました<(_ _)>

 

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「瞬間接着剤の原理・メカニズムを5分で解消!/どうしてすぐくっつく?ノリとの違いは?」まとめ

瞬間接着剤の原理・メカニズム

・ 分子間力によって物質同士を結合させている

・ シアノアクリレートが物質同士のすき間に入り込み、水分を介して物質を高分子化させている

瞬間接着剤とノリは何が違うの?

 成分・結合方法が全く違う

・ 瞬間接着剤 ⇒ ”シアノアクリレート + 水”

・ ノリ    ⇒ ”でんぷん(など)  + 空気”

 

 

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