今回は『蛍光ペンの雑学』として、読者の方から寄せられた
1、蛍光ペンはなぜ光るの?【仕組み・原理】
2、蛍(ホタル)の光と一緒?
という疑問に、”わかりやすく・丁寧に” 回答いたします。
蛍光ペンはなぜ光る?|仕組み・原理
蛍光ペンはなぜ光る?|仕組み・原理
蛍光ペンが光る【仕組み・原理】は、ずばり
蛍光物質が光って見えるから
です。
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蛍光物質というのは
光をいったん吸収してから、明るい光を放出する物質
のことで、少し化学的に蛍光過程を説明すると
1、電子が光を吸収
2、光エネルギーにより電子自体のエネルギーが高まる(励起:れいき)
3、電子はもとの状態(基底状態)に戻ろうとし、光を放出(← これが明るく見える【蛍光】)
といった流れです。
例えば、通常の「黄色ペン」は
いろいろな色が混ざった光(波長)のうち、黄色の光(波長)だけを反射する ⇒ 黄色に見える
のですが、「”蛍光” 黄色ペン」は
黄色の光(波長)に加えて、蛍光による「明るさ」も反射する
ため
「”蛍光” 黄色ペン」だけは光って見える
わけです。
ちなみに
「蛍光」は「蛍(ホタル)の光」
と書きますが
蛍(ホタル)の発光現象とはまったく別物
なので注意してください(勘違いしている人が意外と多い!)。
蛍(ホタル)の光は
おしりの発行物質の酸化(酸素との反応)によるもの:ルシフェリン(発行もと) + ルシフェラーゼ(酵素:反応を促す) + 酸素 ⇒ 光
です。
ホタルに関しても、以前読者の方から質問をいただいて回答しているので、気になる方はチェックしておいてください。
以上、『蛍光ペンはなぜ光る?/仕組み・原理』についてまとめました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。