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アリ(虫)は高いところから落としてもなぜ死なない?|理由を2分で!

投稿日:2017年4月15日 更新日:

 

今回は『アリ(などの虫)は高いところから落としてもなぜ死なない?』として

1、アリが死なない理由

2、どのくらいの高さまで大丈夫?

の2つを簡潔にご紹介します。

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アリ(虫)は高いところから落としてもなぜ死なない?/理由

アリ(虫)を高いところから落としても死なない理由

 

アリが死なない理由は大きく2つあり、ともにいたってシンプルです。

 

アリ(などの虫)を高いところから落としても死なない2つの理由

1、外骨格があるから

2、空気抵抗を受けるから

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1、外骨格があるから

 

人間の場合は、体の内側は骨などがあり固いですが、

外側は筋肉や脂肪があるだけで柔らかいですよね?

 

アリ(などの虫)はこの逆で、外側に「外骨格」という固い層があり、

内側は柔らかくなっています。

 

そのため、多少の衝撃には耐えられるような体の構造になっているのです。

 

2、空気抵抗を受けるから

 

こちらの「空気抵抗を受けるから」というのが、最も大きい ”アリが死なない理由” です。

 

アリは体が小さく、非常に軽い生物です。

 

また、体のわりに表面積が大きいので、空気抵抗を非常に受けやすい構造をしています。

 

ちょうど私たちが ”ムササビスーツ” を着ているように空気抵抗を受けるため、

着地の衝撃はかなり抑えられます。

 

 この空気抵抗に加えて、外骨格があるため、

アリは高いところから落としても死なないわけです。

 

以上、「アリ(などの虫)が高いところから落としても死なない理由」でした。

続いて「どのくらいの高さまで大丈夫なのか」をご紹介します。

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アリはどのくらいの高さまで落としても死なない?

 

ここからは「アリはどのくらいの高さまで落としても死なないのか」についてまとめていきます。

 

結論から言ってしまうと

 どの高さでも死なない可能性が高い

という結果になります。

 

計算してみるとわかりますが、

(急激な下降気流に乗らない限り)アリが受ける空気抵抗は重力加速度を上回ることが多いため、

1メートルの高さから落とそうが、1万メートルの高さから落とそうが、アリが落ちたときの衝撃はほとんど変わりません。

 

つまり、アリはどの高さでも落下の衝撃で死ぬことはないといえます。

 

ただし、落下途中で植物に刺さったり、海に落ちたりすれば死ぬので、

あくまで ”落下の衝撃” では死なないということです。

 

以上、「アリはどのくらいの高さまで落としても死なないのか」でした。

これにて『アリ(などの虫)は高いところから落としてもなぜ死なない?/疑問を2分で解消!』は終了です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>

 

「アリ(などの虫)は高いところから落としてもなぜ死なない?」まとめ

アリ(などの虫)が高いところから落としても死なない理由

1、外骨格があるから

2、空気抵抗を受けるから

アリはどのくらいの高さまで死なない?

・ どの高さでも死なない可能性が高い

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