今回は『神経の雑学』として、
1、アイス・かき氷を食べると頭痛がするのはなぜ?【頭がキーンとなる理由】
2、痛くならないようにする方法は?【治し方・対処法】
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
アイス・かき氷を食べると頭痛がするのはなぜ?
アイス・かき氷を食べると頭痛がするのはなぜ?
さっそく『アイス・かき氷を食べると頭痛がするのはなぜ?』の答えから!
「アイス・かき氷を食べると頭痛がする理由」は、ずばり
① 脳が【冷たさ】を【痛み】と勘違いするから
② 体温を上げるために広がった【血管】が【痛みの受容体】を圧迫し、血管の【炎症】も起こるから
の2つで、「痛くならないようにする方法(治し方&対処法)」は
ゆっくり時間をかけて食べること
に尽きます。
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① 脳が【冷たさ】を【痛み】と勘違いするから
冷たいものを一気に食べると
急な刺激に【神経】が情報を処理しきれなく
なってしまい、
【冷たさ】の情報と一緒に【痛み】の情報も脳に伝えてしまう
ことがあります(神経系の混乱)。
とくに、脳で一番大きい神経である
三叉神経(さんさしんけい)が刺激をごちゃまぜにしやすい
傾向にあるため、
神経の伝達ミス
が「アイス・かき氷を食べると頭痛がする理由の1つ」ではないかと考えられています。
② 体温を上げるために広がった【血管】が【痛みの受容体】を圧迫するから
冷たいアイス・かき氷を一気に食べると
体温を上げるため
に
口の中の血管がふくらんだり閉じたり
します。
血管が急にふくらむ
と
痛みを感じ取る部分(受容体)が押し付けられる
うえ、血管が
部分的に炎症を起こすことがある
ため、それらが脳へ痛覚刺激として認識されている可能性が考えられます。
以上、2つの「アイス・かき氷を食べると頭痛がする理由」について簡単に説明しましたが、実際のところは
頭痛の正確なメカニズムはよくわかっていない
のが実態です。
頭痛に個人差があり、発症時間も短いのでなかなか研究が進みづらいようです。
なお、こうした「アイス・かき氷を食べると頭痛がする現象」を
アイスクリーム頭痛(正式には翼口蓋神経節神経痛:よくこうがいしんけいせつしんけいつう)
と呼ぶので合わせて覚えておきましょう!
以上、『アイス・かき氷を食べると頭痛がするのはなぜ?』でした。
お読みいただきありがとうございました<(_ _)>
『アイス・かき氷を食べると頭痛がするのはなぜ?』まとめ
アイス・かき氷を食べると頭痛がするのはなぜ? ⇒ ① 脳が【冷たさ】と【痛み】を両方感じるから|② 体温上昇のための【血管拡張】が【痛みの受容体】を圧迫し、部分的な【炎症】も引き起こすから
痛くならないようにする方法(治し方&対処法) ⇒ ゆっくりと時間をかけて食べること