今回は『電池の雑学』として、
アルカリ電池・マンガン電池とは?|違い
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
アルカリ電池・マンガン電池とは?|違い
アルカリ電池・マンガン電池とは?|違い
さっそく『アルカリ電池・マンガン電池とは?(違い)』の答えから!
「アルカリ電池とマンガン電池の違い」は、ずばり
① 電気の通り道となる【電解液(でんかいえき)】が違う!
⇒ アルカリ電池は【水酸化カリウム】(← これが【アルカリ性】だからアルカリ電池)、マンガン電池は【塩化亜鉛(青・緑マンガンでは塩化アンモニウム)】
② 材料の量
⇒ アルカリ電池の方が多い(だからパワーが大きく長持ちする!)
の2つが代表的で、実は
【プラス極】と【マイナス極】で使っている素材は同じ
(プラス極:二酸化マンガン|マイナス極:亜鉛)
なので、
【アルカリ電池】の正式名称(JIS基準)は【アルカリマンガン乾電池】
となっています。
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なお、昔はよく
アルカリ電池はパワーが大きいけれど、リモコンや時計などの小さい電力にはマンガン電池の方が向いている!
と言われていましたが、現在(2019年7月)では
【アルカリ電池】の方がどんな状況でも性能は↑
となる場合がほとんどです(ただし日本製に限ります)。
そのため、「性能的」には
【アルカリ乾電池】は【マンガン乾電池】の純粋な上位互換
といってしまっても問題ないレベルですが、
【価格面】では【アルカリ電池】の方が【1.5~2倍】は高い
ため、
【コストパフォーマンス】だけを考えるならマンガン電池の方がわずかに ↑ となる可能性
もあります(実質コスパ面でもアルカリ乾電池が劣るケースはほとんどありませんが、マンガン電池は電圧が少しづつ回復するため、小さな電力を長期間使う場合には長持ちしやすいことも)。
結局は同じアルカリ乾電池・マンガン乾電池という種類でも、材料の量はメーカー&製品によって異なるので「迷ったらとりあえずアルカリ乾電池!」で問題ないでしょう。
とくにマンガン乾電池は大きなパワーを出せないので、電気を多く使いそうな製品(短時間の消費電力が大きいデジカメなど)には使うこともできません。
以上、『アルカリ電池・マンガン電池とは?|違い』について簡単にまとめました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>
『アルカリ電池・マンガン電池とは?|違い』まとめ
アルカリ電池とマンガン電池の違い ⇒ 電解液と材料の量などが大きく異なる|性能面でマンガン電池の方が優れている場合があるというのは昔の話で、現在の日本製品ならアルカリ電池の方が性能的にほぼ上位互換といって問題ない