今回は『台風の雑学』として
台風の目はなぜできるの?
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
台風の目はなぜできる?
台風の目はなぜできる?
「台風の目ができる理由」は、ずばり
【気圧の力】と【風の力】が釣り合って雲の壁ができ、空気の逃げ道になっているから
です。
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気象学的には
【気圧傾度力(空気が気圧の高い方から低い方へと移動する力)】と【遠心力(回転するとき外側へと引っ張られる力)】が均衡している
という意味で、台風は
1、渦を巻きながら空気を上へと押し上げる(強い上昇気流が働く)
2、空気の勢いは中心付近ほど強くなる(お風呂の栓を抜いたときの水をイメージしてください)
3、台風の中心(台風の目)では風が強い分だけ遠心力も強くなり、空気がそれ以上中に入っていけない(積乱雲の壁ができる)
4、上に上昇した空気がゆっくりと台風の目に流れ込む(緩やかな下降気流)
5、台風の目では安定した環境になりやすい
といった流れです。
ただ、実際には
力のバランスがいつも取れているわけではない
ので
台風の目でも【無風】【快晴】とは限らない
ことは覚えておいてください。
以上、『台風の目はなぜできる?』について簡単にまとめました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
『台風の目はなぜできる?』まとめ
以下の条件が複合することで、台風の目は安定した気候になる。
1、気圧傾度力と遠心力が釣り合うから
2、遠心力が強くて中心には風が入っていけないから
3、台風の目に積乱雲の壁(アイウォール)ができるから
4、台風の目に緩やかな下降気流が生じるから