今回は『昆虫の雑学』として、
1、蚊に刺されても痛くないのはなぜ?
2、針が6本ある?
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
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蚊に刺されても痛くないのはなぜ?針が6本?
蚊に刺されても痛くないのはなぜ?針が6本?
さっそく『蚊に刺されても痛くないのはなぜ?』の答えから!
「蚊に刺されても痛くない理由」は、ずばり
① 皮膚に刺す【針】が【痛点】に感知されないほど【小さい】から
② 最初に【2本の小さな針】を使って皮膚を【切り裂く】から
③ 血を吸うための【太い針】と一緒に【麻酔作用】のある【唾液】を注入しているから
の3つです。
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まず、「蚊の針」は
【1本】のように見えて実は【6本】(パーツは7つ)
もあって、
大きさは【0.017~0.05mm】ほど
で、とくに最初に
皮膚を切り裂くための刺す針(小顎:こあご)は【0.1mm以下】で最も小さい
ため、
人の痛点では感知できないサイズ
になっています(皮膚上であれば痛点は100~200個/cm3ほどしかない)。
さらに、
針をノコギリのように使って【振動】で皮膚の中に潜り込ませていく
ため、
接地面はごくわずかで衝撃も少ない
ので、まず痛みを感じることがないわけです。
あとは、
【血を吸うための針(上唇:じょうしん)】と一緒に【唾液を注入する針(下咽頭:かいんとう)】
を差し込み、吸血前に唾液の成分によって
【血液が固まるのを防ぐ(血液凝固抑制剤)】&【強い刺激に対しても痛みを感じなくさせる(麻酔作用)】
のが大まかな仕組みです(詳しくは『蚊に刺されるとなぜかゆい?』を参照)。
ちなみに、「蚊の痛みを感じさせない針」を参考に
まったく痛くない注射針(ナノパス)
も開発されていて、コスト面から一般注射には普及していませんが
【針を頻繁に打つ疾患(糖尿病患者)】や【子供向け】に活用
されています。
以上、『蚊に刺されても痛くないのはなぜ?』について簡単にまとめました。
お読みいただきありがとうございました<(_ _)>
『蚊に刺されても痛くないのはなぜ?針が6本?』まとめ
蚊に刺されても痛くない理由 ⇒ 小さい2本の針を器用に使って皮膚を切り裂き、吸血前に麻酔作用のある唾液も注入しているから(針は計6本)