今回は『昆虫の雑学』として、
1、蚊に刺されても痛くないのはなぜ?
2、針が6本ある?
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。

蚊に刺されても痛くないのはなぜ?針が6本?
蚊に刺されても痛くないのはなぜ?針が6本?
さっそく『蚊に刺されても痛くないのはなぜ?』の答えから!
「蚊に刺されても痛くない理由」は、ずばり
① 皮膚に刺す【針】が【痛点】に感知されないほど【小さい】から
② 最初に【2本の小さな針】を使って皮膚を【切り裂く】から
③ 血を吸うための【太い針】と一緒に【麻酔作用】のある【唾液】を注入しているから
の3つです。
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まず「蚊の針」は

もあって
で、とくに最初に
ため
になっています(皮膚上であれば痛点は100~200個/cm3ほどしかない)。
さらに
ため
ので、まず痛みを感じることがないわけです。

あとは
を差し込み、吸血前に唾液の成分によって
のが大まかな仕組みです(詳しくは『蚊に刺されるとなぜかゆい?』を参照)。

ちなみに「蚊の痛みを感じさせない針」を参考に
も開発されていて、コスト面から一般注射にはあまり普及していませんが
されています。
そのほか蚊の雑学
蚊(か)は、世界中に分布する小型の昆虫で、人や動物の血を吸う種類もあり、病気の媒介者としても知られています🦟。
🦠 分類・種類
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分類:昆虫綱 → 双翅目 → 蚊科
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種類は世界で約3,500種、日本国内では約100種以上確認。
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人間に吸血するのはメスだけ。オスは植物の蜜などで栄養をとる。
🧍 外見・構造
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体長は約3〜6mm程度で小型。
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体の構造
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頭部:触角、複眼、口吻(吸血用)
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胸部:飛翔用の翅が2枚
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腹部:膨張可能で血をためることができる
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口吻(ストロー状の口)で皮膚に刺して血を吸う
🩸 生活・行動
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吸血のタイミング:主に夕方〜夜間、昼間に活動する種類もある。
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メスは産卵のために血液中のタンパク質を必要とする。
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卵は水たまりや湿った土、人工容器の水などに産む。
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幼虫は水中で生活し、呼吸管で空気を吸う。
🌡️ 生態・生息地
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湿った環境、水たまり、池、田んぼ、雨水溜りなどに生息。
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温暖で湿度の高い地域ほど多く繁殖。
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冬季は卵や成虫で越冬する種類もある。
🦠 蚊の役割・影響
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病気の媒介:マラリア、デング熱、ジカウイルス、日本脳炎などを媒介する。
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生態系では、幼虫が水生生物の餌、成虫が鳥やコウモリなどの餌になる。
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人間にとっては刺されることでかゆみやアレルギー反応を引き起こすこともある。
🔬 蚊の特徴まとめ
| 特徴 | 説明 |
|---|---|
| 分類 | 昆虫・双翅目・蚊科 |
| サイズ | 3〜6mm程度 |
| 吸血 | メスのみ。産卵に必要なタンパク源 |
| 生息地 | 湿地、水たまり、田んぼ、人工容器 |
| 行動 | 主に夜行性。昼間活動する種類も |
| 影響 | 病気媒介、かゆみ・アレルギー誘発 |
| 生活史 | 卵 → 幼虫(水中)→ 蛹 → 成虫 |

以上、『蚊に刺されても痛くないのはなぜ?&蚊の雑学』について簡単にまとめました。
お読みいただきありがとうございました<(_ _)>
蚊に刺されても痛くない理由 ⇒ 小さい2本の針を器用に使って皮膚を切り裂き、吸血前に麻酔作用のある唾液も注入しているから(針は計6本)