今回は『冬空の雑学』として
冬の星がキレイに見えるのはなぜ?
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
冬の星がキレイに見えるのはなぜ?
冬の星がキレイに見えるのはなぜ?
『冬の星がキレイに見える理由』は、ずばり
1、【強い北風】が空気中の汚れを吹き飛ばしてくれるから
2、【空気が乾燥】して雲ができにくいから
3、【太陽が沈む】のがはやいから
4、【明るい星】がほかの季節よりも多いから
の4つです。
スポンサーリンク
【星がキレイに見える】というのは、言い換えれば
空気がキレイで透き通っている
ということで
空気中のガスやほこりが少ない
ほど星は見えやすくなります。
冬は
西高東低の気圧配置
により
強い北風が発生(風は高気圧→低気圧に移動;自転の影響で北西の風になる)
するため
大気中の汚れが太平洋へと吹き飛ばされる
ことになります(場合によっては中国側からの汚れが飛来しますが…)。
詳しくは『冬に北風が吹くのはなぜ?』を要参照
そのため
冬の空気がキレイ ⇒ 星がよく見える
わけです。
また
空気の乾燥により大気が水蒸気で邪魔されることが少なく
なり、さらに
日照時間が短いことで空が暗くなるのがはやい
ことも『冬の星がキレイに見える理由』の1つです。
加えて、冬には
ベテルギウス・リゲル(オリオン座)
シリウス(おおいぬ座)
プロキオン(こいぬ座)
ポルックス(ふたご座)
カペラ(ぎょしゃ座)
アルデバラン(おうし座)
カノープス(りゅうこつ座)
といった
1等星の明るい星が7つもみられる(一等星は21個、うち日本で見られるものは15個;地域によって異なる)
ため
ほかの季節よりもはっきり星が見える ⇒ 星がキレイ
というイメージにつながっているのでしょう。
ちなみに
冬の大三角形は【シリウス】【プロキオン】【ベテルギウス】
の3つで
夏の大三角形は【デネブ】【アルタイル】【ベガ】
の3つなので合わせて覚えておきましょう。
以上、『冬の星がキレイに見えるのはなぜ?』について簡単にまとめました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
『冬の星がキレイに見えるのはなぜ?』まとめ
1、強い北風による大気の透明化
2、空気の乾燥による雲発生の阻害
3、日照時間が短いことによる暗夜化
4、一等星が多いことによる視覚イメージ