科学の雑学Q&A 物理学・天文学・気象学

空が青いのはなぜ?|疑問を2分で!

投稿日:2019年7月10日 更新日:

 

今回は『光の雑学』として、

空が青いのはなぜ?

という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。

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空が青いのはなぜ?

空が青いのはなぜ?

 

空が青い理由」は、ずばり

青い光】が【空気の粒】にぶつかって散り散りになっているから

で、「空が青く見える」のは単純に

青い光】が【空全体】を覆って【目立っている】から

です。

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「光」というのは

【虹】をイメージ

すればわかりやすいですが、

【青】~【緑】~【赤】まで【たくさんの色】が混ざった波

で構成されています。

 

「波の長さ」によって、

 波長が【短い】 ⇒ 青

 波長が【中くらい】 ⇒ 緑

 波長が【長い】 ⇒ 赤

と見えるように「ヒトの目」はできています。

「光」には

何かにぶつかると【反射】したり【屈折】したりと【方向を変える性質

がありますが、とくに

光の波長より【短い物質(1/10以下)】にあたったとき

には

レイリー散乱】という【光が四方八方に飛んでいく】現象

がみられます。

「レイリー散乱」は

光の波長が【短ければ短いほど】強くなる(波長の4乗に反比例する)

ので、

 波長の短い【青色の光】がたくさんレイリー散乱する

⇒ 空が【青色】でいっぱいになる

⇒ 空が青く見える

というわけですね。

 

ただ、勘違いしないでほしいのは

 あくまで【青色】が目立っているだけ

で、空が青く見えていても

【緑色】や【赤色】の光も目には届いている

ことは覚えておいてください。

 

なお「光がぶつかる何か」というのは

空気中の【窒素】や【酸素】などの分子(~0.2nm)

はもちろん、

水滴や氷粒などの【雲】、チリやほこりといった【エアロゾル】

まで何でも含みます。

【青い光の波長】は【430~490nm】くらい

なので

20nm以下の物質にあたれば十分に【レイリー散乱】が生じる可能性がある

というわけですね。

 

以上、『空が青いのはなぜ?』について簡単にまとめました。

お読みいただきありがとうございました<(_ _)>

『空が青いのはなぜ?』まとめ

 空が青い理由 ⇒ レイリー散乱によって短い波長の光が多く散乱するため、波長の短い青い光が空全体を覆って目立っているから

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