今回は『カレイ目の雑学』として、
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
ヒラメとカレイの違いは?
ヒラメとカレイの違いは?
「ヒラメとカレイの違い」は、ずばり
目と脳をつなぐ神経(視神経)の交差の違い
で、
【左目】の神経が上 ⇒ ヒラメ
【右目】の神経が上 ⇒ カレイ
というのが区別の仕方で、必ずしも
体の左側に目があったら【ヒラメ】、右側だったら【カレイ】(左ヒラメに右カレイ)というわけではない
ことをよく覚えておいてください。
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「ヒラメ」も「カレイ」も
をしていますが、
幼魚~成魚に成長する過程で【脳のねじれ】が大きくなる
ことで
いきます。
このとき
ヒラメ ⇒ 【左目】をつかさどる脳が体の上面
カレイ ⇒ 【右目】をつかさどる脳が体の上面
にねじれていくことが
にあたります。
したがって、結果的には
ヒラメは体の左側に目、カレイは右側に目がくることが多くなる
ため
左ヒラメに右カレイ
という覚え方も悪くはないのですが、
ヌマガレイ ⇒ 左側に目があってカレイと同じ方向
ボウズガレイ ⇒ 生育環境によってpitx2の発現量が変わり左右どちらに目が寄るかは不確定
といった例外が多く存在しています(視神経を比べれば分類可能;より正確には遺伝子解析に基づく分子系統)。
よって、一般常識として
と覚えておけば十分でしょう。
なお「味の違い」としては
ヒラメ ⇒ 俊敏な小魚をよく食べる ⇒ 身が引き締まっていてあっさり味 ⇒ 刺身用
カレイ ⇒ 海底生物をよく食べる ⇒ 身がふっくらでぷよぷよこってり味 ⇒ 煮つけ・フライ用
といった感じです。
以上、『ヒラメとカレイの違いは?』について簡単にまとめました。
お読みいただきありがとうございました<(_ _)>
ヒラメとカレイの違い ⇒ 左目をつかさどる視神経が上ならヒラメ、下ならカレイ(見た目の違いとは関係なし;左ヒラメに右カレイはだいたいに当てはまる覚え方)