今回は『昆虫の雑学』として、
1、さなぎになる理由は?
2、中身はどうなっている?
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
さなぎになる理由は?中身はどうなっている?
さなぎになる理由は?中身はどうなっている?
さっそく『さなぎになる理由は?/中身はどうなっている?』の答えから!
「さなぎになる理由」は、ずばり
幼虫のころはエサを食べることだけに集中して、さなぎの中で飛ぶ能力を一気に身につけ繁殖に特化した体にするため
で、「さなぎの中身」は
神経と呼吸器以外はドロドロに溶けている
と考えられます。
スポンサーリンク
「幼虫が成虫へと成長する方法」には
1、不完全変態(幼虫 → 成虫|バッタ、カマキリ、セミなど脱皮で成長)
2、完全変態(幼虫 → さなぎ → 成虫|チョウ、カブトムシ、ハチなど)
のどちらかの形をとる種がほとんどですが、「さなぎを経ることのメリット」として
幼虫のときに食べる以外の行動をしなくていい(不完全変態だと脱皮をするために時間&エネルギーを使う必要がある)
ことが最も重要で
一番弱くて食べられやすい幼虫期に成長しやすい
傾向にあります。
ただその代わりに
さなぎの中で成虫になるためのコストは非常に大きくなる
ため、
幼虫期により多くエネルギーを蓄える必要がある
ことから、
繁殖率としては完全変態・不完全変態というだけで大きく変わることはない
と一般的にいえます。
なお、
さなぎの間は無防備で食べられやすい
と思われがちですが、さなぎの状態では
ほとんど動かず、周囲の色や植物に溶けこんでいる
ため、
幼虫のころよりも捕食率は下がりやすい
傾向にあります。
また、さなぎと聞くと
チョウのようにさなぎが丸裸になっている姿を想像
すると思いますが、実際にはさなぎを
繭のように何らかの防御装置で覆っている種(カイコなどのガ類)
や
土の中でさなぎになる種(カブトムシなどの甲虫類)
の方が圧倒的に多いという点も一緒に覚えておいてください。
以上、『さなぎになる理由は?中身はどうなっている?』について簡単にまとめました。
お読みいただきありがとうございました<(_ _)>
『さなぎになる理由は?中身はどうなっている?』まとめ
さなぎになる理由は? ⇒ 幼虫期に食べることに特化し効率的に成長するため
中身はどうなっている? ⇒ 神経系・呼吸器系以外はドロドロに溶けている