今回は『天気の雑学』として、
1、低気圧で天気が悪いのはなぜ?
2、高気圧で天気がいいのはなぜ?
という2つの疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
低気圧で天気が悪い・高気圧で天気がいいのはなぜ?|理由
低気圧で天気が悪い・高気圧で天気がいいのはなぜ?|理由
まずは『低気圧で天気が悪いのはなぜ?』の答えから!
「低気圧で天気が悪い理由」は、ずばり
【上昇気流】のために【雲が発生しやすい】から
です。
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低気圧の中心では
地上の空気が上に移動する大気の流れ(=上昇気流)になりやすい
ため
【地上の暖かい空気】が【上空の冷たい空気】に移動
⇒ 空気がもっていた【水蒸気】が【水滴】に変わる
※ 空気が含むことのできる水蒸気の量(=【飽和水蒸気量】)は温度が低いほど小さくなる(【露点】に到達しやすくなる)
⇒ 【雲】として視認できるようになる
⇒ 天気が悪くなりやすい(雨が降りやすい)
という傾向にあります。
ざっくりと言えば
【低気圧】では【上昇気流】のせいで【地上の水分】が【上に行く】から【雨が降りやすい】
というイメージで大丈夫です。
では一方
高気圧で天気が良くなるのはなぜ
でしょう?
高気圧では
低気圧とは逆で【下降気流】が発生しやすい
ため
上空にあった【雲(水滴)】が地上へ移動
⇒ 地上の方が暖かいので【水滴】は【水蒸気】に変わる
⇒ 目には見えず、天気も良好
という流れで
高気圧では【雲が残りにくい】ため天気は良くなる
のです。
ちなみに
低気圧だといつも上昇気流、高気圧だといつも下降気流というわけではない(気圧の中心でそうなりやすいだけ)
ことと、
湿度・風・気圧配置によって【低気圧でも快晴】【高気圧でも雨雲が発生】することはある
ことは覚えておいてください(あくまで ”相対的” に気圧が低い・高いと表現しているだけです)。
以上、『低気圧で天気が悪い・高気圧で天気がいいのはなぜ?|理由』について簡単にまとめました。
お読みいただきありがとうございました<(_ _)>
『低気圧で天気が悪い・高気圧で天気がいいのはなぜ?|理由』まとめ
低気圧で天気が悪い理由 ⇒ 低気圧では上昇気流の影響で雲ができやすいから(地上の水分が上空に移動し水滴になりやすいから)
高気圧で天気がいい理由 ⇒ 高気圧では下降気流の影響で雲が残りにくいから(上空の水分が地上に移動し水蒸気になりやすいから;露点を下回る)