今回は『電気の雑学』として、
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
電子と電流の向きが逆なのはなぜ?
電子と電流の向きが逆なのはなぜ?
さっそく『電子と電流の向きが逆なのはなぜ?』の答えから!
「電子と電流の向きが逆な理由」は、ずばり
【電子】と【電流】が見つかった時代が別で、2択(二分の一)を外してしまったから
です。
スポンサーリンク
「電子と電流の向きが逆」になった一番の責任は
というアメリカの科学者にあります。
フランクリンは
をみて
と考えて、
電気が多そうな方(移動元) ⇒ プラス(Positive)
電気が少なそうな方(移動先) ⇒ マイナス(Negative)
と間違った定義をしてしまいました(根拠のない想像)。
感覚的に仕方がないことかもしれませんが、この
で科学的な意味は何もなかったのですが、フランクリンの影響力が強かったことから
と広まってしまいました(ここで「電流の向き」が決まる)。
しかし、実際には
します(1890年代に証明&定義)。
つまり、本当は
ので、
わけで、わかりやすく
のです(むしろその方が自然;電流の方向も一緒に変更)。
ただ、すでに
しまっていて、今さら変えるのが大変なので
となったわけです。
もし、フランクリンがプラスとマイナスを逆に考えていれば
と分かりやすかったことでしょう(その場合電荷の正負は今とは真逆になります)。
なお一応フランクリンを擁護しておくと、彼は
避雷針の発明
多重焦点レンズ(遠近両用眼鏡)の発明
グラスハーモニカの発明
ストーブの効率化
など極めて優秀な科学者であり、また優れた政治家の一面も持ち合わせていました。
電荷の符号がどちらでも実生活への影響は限定的ですが、中高生の理系嫌いを助長させる一因になった責任は大きいかもしれません。
以上、『電子と電流の向きが逆なのはなぜ?』について簡単にまとめました。
最後までお読みいただきありがとうございました<(_ _)>
電子と電流の向きが逆な理由 ⇒ フランクリンのせい