今回は『雲の雑学』として、
飛行機雲はなぜ・どうやってできる?
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
飛行機雲はなぜ・どうやってできる?
飛行機雲はなぜ・どうやってできる?
「飛行機雲ができる理由」は、ずばり
1、【エンジン】から出た【水蒸気】が急に冷やされて【氷】になったから
2、【エンジン】から出た【チリ】に【水蒸気】が集まって【氷】になったから
3、【翼の後ろ】の【気圧】が下がって【水蒸気】が【氷】になったから
のいずれかです。
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まず「飛行機雲」としてみられるほとんどは
エンジンから出た水蒸気
によるものです。
飛行機のエンジンの主成分は
炭化水素
なので、燃焼すると
【二酸化炭素】と【水】
ができます。
飛行機が飛んでいる
上空1万メートル
では
【気温】が地上より60℃も低い
ので
水蒸気はすぐに氷の粒
になります。
これが
地上から見ると雲に見える
わけですね。
また、水蒸気以外にも
エンジンから出たチリ(微粒子)
も急に冷やされるので
もともとあった空気がチリに触れて冷やされる ⇒ 氷の粒に
というメカニズムで
雲が形成
されることもあります(ただし、こちらは時間がかかる)。
さらに
翼の後ろの気圧が変化すること
も飛行機雲ができる1つの要因になっています。
飛行機は
翼の上 ⇒ 圧力が低い
翼の下 ⇒ 圧力が高い
(これが揚力となって機体を上に押し上げている)
となっているため、翼の後ろでは
空気の渦ができ気温が下がる
場所ができます。
こうして
もともと外の空気が含んでいた水蒸気が急冷
され
氷の粒=雲としてみられる
ことがあります。
ただし
気温を十分に下げるほど空気の渦ができる
ためには
気圧差が大きい必要がある
ため
機体を一気に持ち上げたとき(引き起こしなど)
でないとほとんど雲は確認できないでしょう(通常飛行時には雲ができるほどの気圧差は生じにくい)。
つまり、「飛行機雲ができる理由」のメインは
排気ガスからでた水分が急冷 ⇒ 氷の粒(雲)
or
排気ガスからでた粒子が急冷 ⇒ 周りの空気を急冷 ⇒ その空気が含んでいた水分を急冷 ⇒ 氷の粒(雲)
だと覚えておいてください。
以上、『飛行機雲はなぜ・どうやってできる?』について簡単にまとめました。
お読みいただきありがとうございました<(_ _)>
『飛行機雲はなぜ・どうやってできる?』まとめ
飛行機雲はなぜ・どうやってできる?
⇒ 1、エンジンから出た水蒸気が急冷され氷になったから
2、エンジンから出た粒子に水蒸気が集まって氷になったから
3、翼の気圧差により生じた渦が大気を冷やし氷になったから