今回は『通信の雑学』として
電話で声が聞こえるのはなぜ?
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
電話でなぜ声が聞こえる?
電話でなぜ声が聞こえる?
「電話で声が聞こえる理由」は、ずばり
【声(空気の振動)】を【電気の信号】に変えてやりとりできるから
です。
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まず
【声】という音は【空気の振動】
によって伝わります。
ざっくりいえば、空気の
振動する回数が多い(周波数が高い) ⇒ 声が高く聞こえる
振動する回数が少ない(周波数が低い) ⇒ 声が低く聞こえる
わけですね。
「電話」では、この
空気が振動した情報(=声)をいったん電気に変換
して
相手に送信
し、相手側では
逆に電気信号を空気の振動(=声)にもどして
います。
どうして
わざわざ電気の信号に変えなきゃいけないの?
と疑問に思うかもしれませんが、その理由は
音よりも電気の方が伝わる【速度】が速いから
です。
「音」をそのまま伝えると
1秒間に340mしか進めない
のですが、これが「光」だと
1秒間に30万kmも進める
ので、リサルタイムで会話をするためには
音のままだと遅すぎる ⇒ 電気に変えた方が便利!
というわけですね。
「電話機の仕組み」はけっこうシンプルで、
声を出す(空気を振動させる)
⇒ 空気の振動が【振動版】という薄い板に伝わる
⇒ 【振動版】にある【炭素の粉】が押される
⇒ 【炭素粉】が押された強さ(圧力)が電流の大きさ(電気信号)に変わる
⇒ 電気の信号が【有線ケーブル】を通して相手の受話器まで届けられる
⇒ 電気信号を電磁石を通して空気の振動(声)にもどす
という流れです。
勘違いされがちなのは
携帯電話は電波を直接相手に送っているんじゃないの?(有線ケーブルなんて必要ないじゃん!)
という誤解で、実際には
無線電波は数十km届けるのが限界(小さい携帯電話ではパワー不足なので基本は~2kmほど)
なので、携帯電話では
すぐそばにある【無線基地局】に電波を送信
し
【送信側の基地局】~【受信側の基地局】までは【有線ケ-ブル】でやり取り
をしています。
これは
海外への電話でも同様
で、国際電話では
海底に有線ケーブルをはりめぐらせる
ことでスムーズな会話を可能にしています。
ちなみに、昔の電話はアナログ方式だったので実は簡単に会話を盗み聞くことが可能でした。
そのうえ、携帯は性能が悪く雑音が乗ることが多かったのですが、今ではほとんど不快に感じることはありませんよね。
全家庭に固定電話があったころが懐かしいですね…友達と遊ぶ約束をするのにわざわざ自宅に電話していました笑
昭和生まれの回想はこのくらいにして、電話の仕組みを大まかにでもいいので理解してもらえれば記事を書いたかいがありますがどうだったでしょう。
それではまた次回ノシ
『電話で声が聞こえるのはなぜ?』まとめ
電話で声が聞こえる理由 ⇒ 発信側で声による空気の振動を電気信号に変換し、再度受信側で復元しているから