今回は『ドーピングの疑問』として、読者の方から疑問の多かった
1、ドーピングとは?
2、種類と効果・副作用は?
の2つを中心に、”わかりやすく・簡単に” まとめていきます。
ドーピングとは?/3つの種類と効果・副作用
ドーピングとは?/3つの種類と効果・副作用
まずは「ドーピングとは?」から。
ドーピングとは
薬物や遺伝子操作によって運動能力を高めること
で、次の3つが代表的です。
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1、筋肉増強剤
⇒ 筋力UPにより、総合的な運動能力を向上
2、興奮薬
⇒ 瞬発力・集中力UPにより、短~中期的な運動能力を向上
3、赤血球の増加
⇒ 持久力UPにより、中~長期的な運動能力を向上
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筋肉増強剤ドーピングの効果・副作用
筋肉増強剤ドーピングの効果
筋力・筋肉量の大幅な増加!
食物から摂取し分解されたタンパク質を強制的に筋肉で再合成(タンパク同化)することで、トレーニングなしでも筋繊維を増大させることが可能。
筋肉増強剤ドーピングの副作用
精神状態の不安定化・うつ病の増加・攻撃性の増加・男性ホルモンの増加
筋肉増強剤ドーピングの使用例
ベン・ジョンソン(カナダ国籍;1988年ソウルオリンピック100m走にて金メダルを取るも、ドーピングが発覚しはく奪)
その他、大リーグ・陸上競技に広く蔓延
興奮薬ドーピングの効果・副作用
興奮薬ドーピングの効果
瞬発力の向上・集中力の向上・疲労感の軽減!
ノルアドレナリンなどの神経伝達物質を過度に放出させることで、その人がもつ最大級のパフォーマンスを発揮させることが可能。
興奮薬ドーピングの副作用
幻覚・妄想・精神障害・依存(俗にいう麻薬と作用は類似)
興奮薬ドーピングの使用例
ディエゴ・マラドーナ(アルゼンチン国籍;1986年にFIFAワールドカップで優勝したが、1994年にドーピングが発覚し大会から追放)
赤血球の増加ドーピングの効果・副作用
赤血球の増加ドーピングの効果
持久力(酸素運搬能力)の大幅な向上!
骨髄にある赤血球のもと(赤芽球前駆細胞)を刺激し、赤血球を大幅に増加させることが可能。
赤血球の増加ドーピングの副作用
血圧の大幅な増加・血栓のリスク増加
赤血球の増加ドーピングの使用例
ランス・アームストロング(アメリカ国籍;自転車ロードレーサー;ツール・ド・フランスを1999~2005年まで7連覇したが、のちにドーピングが発覚しタイトルはく奪)
以上、『ドーピングとは?/3つの種類と効果・副作用』について簡単にまとめました。
次回は、よりこれからのドーピングの主流となっていく可能性の高い『遺伝子ドーピング』についてご紹介したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>