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生物学 科学の雑学Q&A

『ゾウの鼻はなぜ長い?/骨はある?/耳が大きい理由は?』を【3分】で!

更新日:

 

今回は『ゾウの雑学』として、

1、ゾウの【鼻】はなぜ長い?

2、【骨】はある?

3、【耳】が大きい理由は?

の3つを中心に、”わかりやすく・簡単に” まとめていきます。

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ゾウの鼻はなぜ長い?/骨はある?/耳が大きい理由は?

 

ゾウの鼻はなぜ長い?/骨はある?

 

まずは『ゾウの鼻はなぜ長い?/骨はある?』から。

 

ゾウの鼻が長い理由は、ずばり

大きい頭でも楽にエサを食べられるから

です。

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”大きい頭”

というのがポイントで、頭が小さくてもいいなら

キリンのように首が長く進化

することも可能だったでしょう。

 

では、

 「鼻を長くすること」と「首を長くすること」の違い

は何でしょう?

 

特徴的な違いは、

鼻が長い 首が長い
エサ ”地面” の草など ”高い木” の葉っぱ
エサを奪い合うライバル ほかの草食動物全般 いない
エサを食べられる量 ~300kg ~70kg
エサの分解(咀嚼)場所 頭(歯) お腹(胃)

で、注目してほしいのは

エサを食べられる量

です。

 

頭に比重のあるゾウは、

口が大きく、たくさんの草をまとめてすりつぶす

ことができるため、

1日に消化できるエサの量が多い

のです。

 

一方、首の長いキリンは

あごはしっかりしているが、頭が小さい(頭が大きいと首を持ち上げるのが大変だから)

ため、

口で葉っぱを噛みちぎるだけで、分解は胃任せ

となり、

1日に消化できるエサの量が少なく

なります。

 

つまり、

いっぱいエサを食べたいなら「鼻が長い方が有利」

なので、

ゾウは体を限界まで大きくするために「鼻が長く」進化した

といえます(加えて、木よりも地面の方がエサの物量が多い背景もあります)。

 

逆に、ゾウの鼻が短いと仮定すると

草や水を飲むたびに膝を曲げる大量のエネルギーが必要

となって、

エサを食べ続けてもエネルギー不足

になることでしょう。

 

ちなみに、

 ゾウの体重 ⇒ 4,000 ~ 9,000kg

 キリンの体重 ⇒ 1,000 ~ 1,500kg

で、

2,500kgほどの体重までならゾウのように鼻を伸ばさなくても生きていけます。

(2,000kgのサイは足を短くすることでエサが食べやすい構造をしていますよね)

 

では、

「なぜ恐竜は大きいのに鼻が長くないの?」

と質問されそうですが、

「中生代の恐竜」と「現代のゾウ」

では

気候条件も分類階級(綱)もまったく違います。

 

恐竜が鼻が小さくても大きくなれた理由はいくつかありますが、代表的なものは

1、栄養価の高いエサが豊富だった(中生代は温暖)

2、変温動物(体温を一定に保つためにエネルギーを使わなくて済む)

3、巨大化に適した構造(酸素供給に優れた気嚢や骨格)

などで、

恐竜が現代によみがえっても自然ではとても生きていけません。

 

つまり、

ゾウは現代版の完成された巨大生物

といえるでしょう。

 

最後に

「ゾウの鼻に骨はある?」

という質問に答えておきますが、答えは

No

です。

 

ゾウの鼻は

上唇と鼻が合体したもの

で、骨がない方が

柔軟に動かせる & 水を吸い上げやすい

というメリットがあります。

 

不要な骨がなくなっていくようにきちんと進化が進むのはおもしろいですよね。

 

一応補足しておくと、自然界では

で、

進化は有利な方に進むものではありません。

 

正確に説明すると、

ほとんどの進化 ⇒ 生存競争にほぼ関係のない変異が、単なる偶然によって集団に広まるだけ

で、

一部の進化 ⇒ 生存に有利 & 遺伝して集団に広まっていく

という感じです。

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「中立進化」のいい例が、

人間がビタミンCを合成できない

ことですよね。

 

ビタミンCは必須栄養素ですが、

”別にビタミンCは食べ物から摂取できるし、自分で作れなくても困らないや”

と、進化が進むこともあるのです。

 

このように

偶然によって遺伝情報が広まる過程を「遺伝的浮動」

と呼びますが、この辺は以前の記事で紹介したはずなので割愛しておきましょう↓

 

1つだけ、

進化 ≠ 有利(退化 ≠ 自然淘汰)

とだけは覚えておいてください(あくまで進化論上)。

 

以上、『ゾウの鼻はなぜ長い?/骨はある?』についてまとめました。

最後に『ゾウの耳が大きい理由』をみておきましょう。

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ゾウの耳が大きい理由は?

 

ここからは『ゾウの耳が大きい理由は?』です。

 

ゾウの耳が大きいのは、ずばり

体温を下げるため

です。

 

ゾウの耳には

細い血管が集中

していて、

 大きくて薄い耳をバタバタさせる

⇒ 血を冷やす

⇒ 冷えた血が体をめぐる

⇒ 体が冷える

という流れです。

 

ちなみに、ほかの哺乳類は暑くなると

汗をかく

呼吸を荒くする(舌を出す)

などで体温を下げますが、ゾウの場合は

汗 ⇒ 水分がもったいない(乾燥地帯に住んでいるので)

舌を出す ⇒ 鼻が邪魔でうまくいかない

ため、耳をあおぐ形に落ち着いたわけです。

 

 

以上、簡単にですが『ゾウの耳が大きい理由は?』を説明しました。

これにて『ゾウの鼻はなぜ長い?/骨はある?/耳が大きい理由は?』は終了です。

ご朗読ありがとうございました<(_ _)>

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