科学の雑学Q&A

緑茶・紅茶・ウーロン茶の違いは?/茶葉が同じ?

投稿日:2019年3月23日 更新日:

 

今回は『飲み物の雑学』として

1、緑茶・紅茶・ウーロン茶の違いは?

2、茶葉の違いは?(製造方法)/カフェイン量

の2つを中心に、”わかりやすく・簡単に” まとめていきます。

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緑茶・紅茶・ウーロン茶の違いは?/茶葉が同じ?

緑茶・紅茶・ウーロン茶の違いは?/茶葉が同じ?

 

まず【緑茶・紅茶・ウーロン茶の違い】は

茶葉をどれだけ発酵させたか(どれだけ酸素と反応させたか)の違い

だけで

茶葉はすべて「チャノキ(カメリアシネンシス)」で同じ

です。

 茶葉の発酵は【酵素による酸化反応】で、一般的な発酵(微生物の発酵)とは異なるので注意!

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茶葉は

 緑茶 ⇒ 発酵させない(不発酵茶)

 黄茶(きちゃ)・白茶(しろちゃ) ⇒ 少しだけ発酵(弱発酵茶)

 ウーロン茶 ⇒ 半分発酵(半発酵茶)

 紅茶 ⇒ 十分に発酵(完全発酵茶)

 黒茶 ⇒ 紅茶からさらに麹菌で発酵(後発酵茶)

となっており、製造方法

 緑茶 ⇒ チャノキの新芽をすぐに蒸す・もむ・乾燥

 ウーロン茶・紅茶 ⇒ チャノキの新芽の水分をすぐに飛ばす・もむ・加熱(熱を加えることで発酵が止まる)

です。

 

なお

 緑茶・ウーロン茶・紅茶で色が変わっている

のは

発酵させることでカテキン(タンニン)が酸化されたため

着色料は使われていない

ため安心してください。

 

 ただし、茶葉の

カフェイン量はかなり多い

ので、とくに

子ども・妊婦の方

は要注意!

 

例えば、緑茶で人気どころの

伊右衛門でも【1本500ml】あたり【50mg】のカフェイン

が含まれており(”濃いめ” ならカフェイン量2倍)、これは

体重20kgの子供の摂取上限

に相当し

妊婦の方の摂取上限の4分の1

にあたります。

 

伊右衛門は健康に配慮された飲料なのでまだ安全なラインですが、スーパーで売っている安めの緑茶だと

100mlあたり【25~35mg】のカフェイン

が含まれている商品が多いため、さらに注意が必要です。

 

一方、妊婦以外の大人であればカフェインの摂取上限は

男性 ⇒ ~400mg

女性 ⇒ ~300mg

と余裕があるので、緑茶1リットル程度はまったく問題ないでしょう。

 

以上、『緑茶・紅茶・ウーロン茶の違いは?/茶葉が同じ?』について簡単にまとめました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

『緑茶・紅茶・ウーロン茶の違いは?/茶葉が同じ?』まとめ

 緑茶・紅茶・ウーロン茶の違いは? ⇒ 発酵させた時間の違い

 茶葉が同じ? ⇒ すべて同じ(ツバキ科のカメリアシネンシスというチャノキが原料)

 カフェイン量は? ⇒ 安物だと(100mlあたり)30mgほど、伊右衛門で(100mlあたり)10mg

 カフェイン摂取上限

子供(体重20kg) ⇒ 50mg

妊婦 ⇒ 200mg

成人女性 ⇒ 300mg

成人男性 ⇒ 400mg

(体重・体質によって異なる)

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