『カビの予防・対策』ー発生源は?繁殖条件がある?

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気が付くと浴槽にこびり付いている「カビ」。

カビはどこからやってきて、どうやって繁殖しているのでしょうか?

カビ

 

今回は『カビの予防・対策ー発生源は?繁殖条件がある?』として、

1、カビの生態

2、カビの発生源

3、カビの対策と予防

の3本立てでご紹介します。

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カビの予防・対策/発生源は?繁殖条件がある?

カビの生態と4つの繁殖条件

 

カビはキノコと同じ「真菌類(しんきんるい)」に属します

以前の『抗菌の雑学』でもご紹介しましたね。

 

カビは5億年以上前から生息していたと考えられていて、その種類は数万種以上に及びます。

そのため「浴槽のカビ」と一言でいっても、アオカビやクロカビ、アカカビ、ススカビなど多くの種類がいます

 

逆にこれらのカビはどこにでも生えるわけではなく、種ごとにエサが異なるので、

浴槽にいたカビがイチゴに生えている…なんていうことはありません

 

ただし、カビ全体でみれば食品はもちろん、木やヒトの皮膚、メガネなどほとんどすべての物質を食糧にできるので、

条件さえ整えば生えない場所はほとんどないと言えます

 

では肝心の「カビ繁殖の条件」について説明していきましょう。

カビが繁殖するためには、主に4つの必要最低限の条件があります。

 

カビの繁殖、4つの条件

 

① 湿度 : 60%から湿度が上がるごとに繁殖力が増加する

 

② 栄養素: ほぼすべての物質を食糧にできる

 

③ 温度 : 20~30度Cで活発に繁殖する。高温には弱い一方、寒さには強い

(37度C以上でほぼすべてのカビが死滅する一方で、冷凍庫などの0度C以下では活動を休止するが死滅はしない種が多い)

 

④ 酸素 : わずかな酸素量で生存可能

 

 

上記の「繁殖の条件」から「カビの対策・予防法」が見えてきそうですね。

意外に思われるかもしれませんが、冷凍庫に入れてもカビはほとんど死滅しないということです。

 

実際に、食品を冷凍庫に入れた場合でも、真菌類と細菌類の数は緩やかに減少する程度です。

逆に、冷蔵庫の場合では緩やかに増加しています。

 

カビの対策を考察する前に、まずカビがどこから部屋の中に入ってくるのかも整理しておきましょう。

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カビの発生源

 

多くのカビは、湿度と栄養素が確保できる「土壌」で成長します

 

そして、ある程度成長すると「胞子」といわれる自分の細胞を空気中に飛散させます

ちょうどタンポポの綿毛のようなイメージです。

 

この胞子は表面が凸凹しているので、近くを通りかかったヒトや犬などにすぐにくっつきます

 これをヒトが家の中に持ち込んで、カビを発生させているわけですね

 

つまり、カビの主な発生源は「私たち自身」なので、発生源を断つという対策法は難しそうですね。

それでは、肝心の「カビの対策・予防法」をみていきましょう。

 

カビの対策と予防

 

「繁殖の条件」として「湿度、栄養素、温度、酸素」が必要だと述べました。

 

このうち湿度以外の「栄養素、温度、酸素」は対策することがほぼ不可能です。

エサはなんでも構わない、温度はヒトの適温と重なっている、酸素を排除することはできないためです。

 

よって、対策は「湿度」の一点狙いです。

湿度が60%を超える場所を作らなければ問題ありません

 

ただし、乾燥機を使う場合でも、部屋の隅までは除湿されないことがあるため、

乾燥機+サーキュレーターや扇風機」で空気を循環させてください

 

冬場でなければ、窓を開けてサーキュレーターを使うだけでも効果抜群です。

 

ただし、乾燥機をもっていない方やエアコンのドライ機能を節約したい方がほとんどだと思います。

その場合は、浴室のカビだけでも重点的に予防しましょう

 

冬場の浴室にカビが多発する原因は、「湿度と温度」が適した状態に数時間なっていることです。

 

シャワーを浴びた後そのまま放置してはいないでしょうか?

これではお湯の水滴が冷える前にカビが活性化してしまいます。

 

よって、シャワーを浴び終えたら冷水にして2,3分お風呂場を流して下さい

10度C以下の状態まで戻せればカビが繁殖することはありません。

 

ここで誤解されがちなのは「熱湯をかけてカビを殺せばいいんじゃないか」という考えです。

確かに37度C以上の熱湯にカビは耐えられませんが、3分以上耐える種はいます。

5分間熱湯をかけ続けるのであれば、その方法でも構いませんが、電気代かガス代がかかるためお勧めはできません。

 

以上、『カビの予防・対策ー発生源は?繁殖条件がある?』でした!

 

原始的な方法ですが、市販の薬剤を使わなくても上記の方法でカビに悩まされることは減少するはずです。

カビはアレルギーや各種臓器の疾患原因になる生物です。

ちょっとした対策で予防しておきましょう。

 

「カビの予防と対策ー4つの繁殖条件と具体的な対策・予防法」まとめ

カビの生態・繁殖条件

① 湿度 : 60%から湿度が上がるごとに繁殖力が増加する

② 栄養素: ほぼすべての物質を食糧にできる

③ 温度 : 20~30度Cで活発に繁殖する。高温には弱い一方、寒さには強い

④ 酸素 : わずかな酸素量で生存可能

カビの発生源

・ 主に土壌で成長し、胞子がヒトに付着することで人家に持ち込まれる

カビの対策と予防

・ 湿度60%以上の場所を放置しない

・ 冬場でなければ、窓を開けてサーキュレーターなどで空気を循環させる

・ 雨季、高湿度の日は「乾燥機+サーキュレーターや扇風機」で空気を循環させる

・ シャワーを浴び終えたら冷水にして2,3分お風呂場を流す

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