今回は『音の雑学』として、
ヘリウムガスで声が変わるのはなぜ?
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
ヘリウムガスで声が変わるのはなぜ?【理由&原理】
ヘリウムガスで声が変わるのはなぜ?【理由&原理】
「ヘリウムガスで声が変わる理由(原理)」は、ずばり
音の伝わる【速度が速く】なるから
です。
スポンサーリンク
まず「声の高さ」について、簡単に勉強しておきましょう。
「声が高いか低いか」は
音の速さ
音の波長
の2つで決まっていて
という式で表されます。
というのは
どれだけ音が振動・振幅しているか
を意味していて、例えば
男性の方が女性よりも声が低い理由
は
男性の喉は女性より大きくて、のどぼとけもある
⇒ 音の振動数が小さくなる
⇒ 音の波長(λ)が大きくなる
⇒ 音の高さが低くなる(上の式の分母 λ が大きくなるから)
という原理です。
同じようにリコーダーなら穴を抑えることで筒の長さを変えられるため音も変わっています
では、肝心の「音の高さ」を決めるもう1つの要因である
についてみていきましょう。
普段、私たちの喉は
ため
ですが、「ヘリウムガス」を吸うと声を出すときに
ため
ことになります。
ヘリウムガスが伝わる速度は
もあるため
声帯で発した音がずっと速くなる
⇒ 音の高さが高くなる
わけです。
なお
になっているので
ため
です(逆に風船用のヘリウムガスはほぼ100%ヘリウムなので吸引はNG:酸素を吸ったつもりなのに本当は吸っていないのですぐに酸欠になります…水中でずっと息を吐き続ける感覚)。
以上、『ヘリウムガスで声が変わるのはなぜ?【理由&原理】』について簡単にまとめました。
お読みいただきありがとうございました<(_ _)>
ヘリウムガスで声が変わるのはなぜ?【理由&原理】 ⇒ 音の伝わる速度(V)が速くなるから(【音の高さ(f)】=【音の速さ(v)】÷【音の波長(λ)】)