今回は『マジックミラー』として
1、マジックミラーの【原理・仕組み】は?
2、【作り方】は?
の2つを中心に、”わかりやすく・簡単に” まとめていきます。
マジックミラーの原理・仕組み・作り方は?
マジックミラーの原理・仕組み・作り方は?
まず「マジックミラーの正体(原理・仕組み)」は、ずばり
光を ”反射(光を跳ね返す) かつ 透過(光を素通り)” させる鏡
です。
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普通の鏡の場合
反射率100%・透過率0%(すべての光を反射させる)
なので
鏡にあたった光はすべて跳ね返って
きて
目の前の光景がそっくりそのまま映し出され
ます。
一方で、マジックミラーは
反射率50%・透過率50%(半分の光は反射して、残りは素通り)
となっています。
つまり、マジックミラーは本来
向こうの様子も見えるけれど、こっちの様子も見える
という仕組みなのです。
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家の窓をみたときに
自分の姿が反射して見えた経験
がある人は多いのではないでしょうか?
原理はそれと同じです(反射する光もあれば透過する光もある)。
では、なぜマジックミラーは片方からは鏡に見え、反対側からはただの透明なガラスに見えるのか?
それは、見る部屋によって
反射する光の量が違うから
です。
明るい方の部屋 ⇒ 反射する光も透過する光も多い
暗い方の部屋 ⇒ 反射する光も透過する光も弱い
ため
明るい方の部屋
からすると
相手の部屋から全然光が入ってこないのに、自分の部屋の光は反射する
ので
完全な鏡
のように見ます。
逆に
暗い方の部屋
からすると
相手の部屋からたくさん光が入ってくるけど、自分の部屋の光はほとんど反射しない
ので
透明ガラス
のように見えます。
つまり、マジックミラーは
明るい部屋 ⇒ 鏡
暗い部屋 ⇒ ただのガラス
となります。
よって
部屋の明るさを逆転させれば、今度は相手側に丸見えになる
のです。
よく刑事ドラマなどでマジックミラー越しに
犯人かどうか被害者がチェックする(面通し)のシーン
がありますが
被害者のいる部屋を明るくすると、犯人から姿が丸見え
になって悲惨なことになってしまいますね。
では、「マジックミラーの作り方」はどうでしょう?
作り方はいたって簡単で
普通の窓ガラスにスズ・銀など光を反射するめっき
をくっつけてやればいいだけです。
窓ガラスは
透過率が高い(光をそのまま通す)
ので
反射率の高い膜でコーティング
するわけですね。
今では
反射膜をネットで買える
時代なので、マジックミラーを使ってみたい人はAmazonなどで反射膜を購入するといいでしょう。
だいたい一窓あたり2,000円ほどで
昼間は外から姿がみえにくい
ことに加えて
紫外線・赤外線カット
断熱効果
もあるので、お値段以上の働きはしてくれると思います。
ただ、
透過率が下がる ⇒ 外からの光が暗くなる
面があるので、レースのカーテンの方が汎用性がありおススメはしません。
以上、『マジックミラーの原理・仕組みは?/作り方は?』についてまとめました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>