今回は『アリ(蟻)の雑学』として、
1、アリが行列を作るのはなぜ?
2、どうして集まるの?
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
アリが行列を作って集まるのはなぜ?
アリが行列を作って集まるのはなぜ?
さっそく『アリが行列を作って集まるのはなぜ?』の答えから!
「アリが行列を作って集まる理由」は、ずばり
先頭のアリが残した【におい(道しるべフェロモン)】をたどっているから
で、
1匹のアリがエサを見つける
→ おしり(腹端)から【におい】を地面にチョンチョンをつけながら巣にもどる
→ みんなが【におい】を感じながらエサに向かう
→ 【におい】は「1匹のアリが残した1筋の道」なので1つのアリ行列ができる
という流れです(ほかに【巣の引越し】のときにも道しるべフェロモンは使用されます)。
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アリは「道しるべフェロモン」のほかに
警戒フェロモン
という仲間に危険を知らせるための分泌液ももっていて、
フェロモンはともに【酸性】
で消えにくい物質になっています。
ただ雨水などにはめっぽう強いのですが、それでも
強いアルカリ性や強い酸性が地面にあるとフェロモンが打ち消されてしまう
ため、アリが行動するときは
なるべく中性の場所を歩く
ようにする傾向があります。
こうした習性を利用して
アリの忌避剤にはアルカリ性の石灰チョーク
が使用されることもあり、
昔の学校のチョークなら十分にアリを遠ざけることが可能
です(現在では安全な炭酸カルシウムが使用されているので難しい)。
自由研究の題材として、
アリがどういった成分を嫌がるのか
というテーマで実験すると面白いかもしれませんね。
※ 比較材料として、石灰チョーク・水酸化ナトリウム・蒸留水・食塩水・炭酸カルシウムチョーク・炭酸水・酢酸(お酢)あたりが集めやすくおススメです。おそらく石灰チョークと酢酸は有意な忌避効果が確認できると思います。
以上、『アリが行列を作って集まるのはなぜ?』について簡単にまとめました。
お読みいただきありがとうございました<(_ _)>
『アリが行列を作って集まるのはなぜ?』まとめ
アリが行列を作って集まる理由 ⇒ エサを発見したアリが残したにおい(道しるべフェロモン)の道をたどっているから1つの行列ができる