今回は『化学の雑学』として、
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
雨が降る前の【匂い】の原因は?
雨が降る前の【匂い】の原因は?
さっそく『雨が降る前の【匂い】の原因は?』の答えから!
「雨が降る前の匂い」は、ずばり
植物の【油】が原因
で、匂いが発生するまでの「大まかな流れ」は
強い【日差し】が降り注ぐ
⇒ 植物が【油分】を放出し、周囲の【土】や【石】に付着
⇒ 雨が降り出す前に【湿度】が上昇
⇒ 【油分】が【鉄分】と反応しやすくなる
⇒ 【匂い(ペトリコール)】が発生!
という感じです。
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よく勘違いされがちですが、「雨が降り出す前の独特の匂い」は
コンクリートやアスファルトが濡れたときの匂いではない
ので注意してください。
基本的にどんな雨でも
で、「雨の匂い」として感じている要因は
降り出す前 ⇒ ペトリコール
降り出してから ⇒ 生物由来の化学物質(土壌細菌が中心)&土壌由来の拡散物質(エアロゾル)
がメインです。
今度、タイミングよく雨が降りそうな場面に出くわしたら、粘土質の地面に鼻を近づけて変わりゆく匂いを堪能してみてはいかがでしょう?
おそらく想像以上に強い匂いを感じるはずで、運が良ければ地面をせわしなく移動する虫たちに出逢えるかもしれません。
以上、『雨が降る前の【匂い】の原因は?』について簡単にまとめました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>
雨が降る前の【匂い】の原因は? ⇒ 植物由来の油が湿度が上がることで鉄と反応して発生したペトリコール