今回は『インクの雑学』として、
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
消せるボールペンはなぜ消える?【仕組み】
消せるボールペンはなぜ消える?【仕組み】
「消せるボールペンは消える理由」は、ずばり
【熱くなる】と色が見えなくなるインクを使っているから
で
消しゴムのようなもの(ラバー)でこすったときの【摩擦熱】によって文字が消える仕組み
になっていて、実は
なります。
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「消せるボールペン」として一番人気なのは
パイロットの【フリクションボール】
ですが、あの商品では
発色剤(ロイコ染料という色のもと)
顕色剤(けんしょくざい:発色剤と合わさると色になる)
変色温度調整剤(温度が高くなると発色剤と顕色剤を解離させる)
の3つが含まれていて
常温で文字を書く ⇒ 【発色剤】と【顕色剤】が結合して発色
ラバーで文字をこする ⇒ 【摩擦熱】で65℃以上になると【変色温度調整剤】が発色結合を分離し文字が無色になる
めっちゃ冷やす ⇒ -20℃まで冷やすと【変色温度調整剤】が機能しなくなり発色結合が復活し文字が浮かび上がる
というのが大まかな仕組みです(画像はPILOT製品ページより転載)。
「-20℃」と聞くと身近にないように感じられますが、
なので、ノートを冷凍庫に放っておけば
です。
なお
通常の消しゴムで文字が消える仕組みはまったく別物
で、「消しゴム」の場合では
② 鉛筆の粉をくっつけているから
のどちらかです。
身近な文房具でも知らない雑学がたくさん隠されているので、興味のある方はほかの記事もチェックしてみてください!
以上、『消せるボールペンはなぜ消える?【仕組み】』について簡単にまとめました。
お読みいただきありがとうございました<(_ _)>
消せるボールペンは消える理由(仕組み) ⇒ ラバーでこすった時の摩擦熱で発色結合が阻害されるように変色温度調整剤を設定しているから