科学の雑学Q&A 物理学・天文学・気象学

消しゴムでなぜ字を消せる?(仕組み)/作り方・材料は?|疑問を2分で!

投稿日:2018年2月8日 更新日:

 

今回は『消しゴム』として

1、消しゴムで【なぜ字を消せる】?/【仕組み】

2、【作り方】と【材料】は?

の2つを中心に、”わかりやすく・簡単に” まとめていきます。

Eraser-Mechanism-Ingredient

消しゴムでなぜ字を消せる?(仕組み)/作り方・材料は?

消しゴムでなぜ字を消せる?/仕組み

 

まずは『消しゴムでなぜ字を消せる?(仕組み)』から。

 

消しゴムで字が消える仕組みは、ずばり

1、表面を削り取っているから

2、鉛筆の粉をくっつけているから

の2つです。

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1、表面を削り取っているから」は

”ゴム製” の消しゴム

の場合で、鉛筆の粉は

紙の表面にくっついているだけ

なので

表面を削り取れば、一緒に鉛筆の粉も消え去る

というシンプルな流れです。

 

2、鉛筆の粉をくっつけているから」は、

”プラスティック製” の消しゴム

の場合で

紙を削るのではなく、鉛筆の粉をくっつけてはがす

仕組みです。

 

どちらにしても

表面についている鉛筆の粉を取り除いているだけ

という点は一緒ですね。

 

 では、なぜ【ボールペンの字】は普通の消しゴムで消せないのでしょうか?

 

それは

ボールペンだと「紙の中」にまで色素がしみ込んでいるから

です。

 

消しゴムは

”表面” の粉しか取り除けない

ため

内部にあるボールペンのインクは消せない

わけです。

 

ただ

ボールペン専用の消しゴム

も存在しています。

 

仕組みは

ゴム製の消しゴムとまったく同じ(紙を削り取る)

ですが

紙を削り取る量が違い

ます。

 

ボールペン用の消しゴムは

紙をごっそり削り取る

ため

内部のインクまで除去できます

が、その分

紙を削りすぎて紙がゴワゴワになる

ことがよくあります。

 

よって、ボールペンの字も消したい人は

消しゴムを変えるのではなく、中までインクが染み込まないボールペン

を使う方がおススメです。

 

文房具屋さんで

200~300円ほど

で購入できるので、ぜひ探してみてください。

 

ここまでをまとめると

 消しゴムでなぜ字を消せる?/仕組み ⇒ ゴム製:紙を削り取る、プラスティック製:粉をくっつける

 ボールペンの字も消せる? ⇒ 紙を大幅に削り取れば消せる(ただし、髪が大きく傷つく)

となります。

 

以上、『消しゴムでなぜ字を消せる?/仕組み』でした。

続いて、消しゴムの「作り方」と「材料」を簡単にみていきましょう!

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消しゴムの作り方・材料は?

 

ここからは『消しゴムの作り方・材料は?』です。

 

さきほど説明したように、消しゴムには

1、ゴム製

2、プラスティック製

の2つがあるので、それぞれ分けて紹介しましょう。

”ゴム製” 消しゴムの作り方・材料

 

”ゴム製” 消しゴムの材料は

 生ゴム

 サブスティチュート(硫黄+植物油)

 研磨剤

が主で、作り方は

とにかく混ぜまくる ⇒ ちょっと放置 ⇒ 硫黄を加えて加熱

というのがざっくりとした流れです。

 

小難しく感じるかもしれませんが、要は

紙を少しだけ削る & カスが飛び散らないようにする

ゴムを作るだけの工程です。

 

実際にはけっこう手間のかかる作業なので、100円で消しゴム買えることには感謝ですね。

 

”プラスティック製” 消しゴムの作り方・材料

 

”プラスティック製” 消しゴムの材料は

 プラスティックの原料(塩化ビニール樹脂)

 可塑剤(かそざい:プラスティックを柔らかくするもの)

 研磨材(けんまざい)

がメインで、作り方は

混ぜる ⇒ 加熱 ⇒ 冷やす

とシンプルです。

 

プラスティック製だと

加工(色や匂い付け)が簡単

でコストがかからないため、現在では

プラスティック製の消しゴム(正確には字消し)が主流

となっています。

 

売上1位の

MONO

もプラスティック製で、よくみると思います。

 

個人的には、まとまるくんの消しカスの多さが”勉強している感”が出て好きだったのをよく覚えていますが…(笑)

 

以上、『消しゴムの作り方・材料は?』でした。

これにて『消しゴムでなぜ字を消せる?(仕組み)/作り方・材料は?』は終了です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>

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