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物理学・天文学 科学の雑学Q&A

『ヘクトパスカルとは?/台風・低気圧・高気圧との関係は?』を3分で!

更新日:

 

今回は『ヘクトパスカル』として、

1、【ヘクトパスカル】とは?

2、【台風】・【低気圧】・【高気圧】との関係は?

の2つを中心に、”わかりやすく・簡単に” まとめていきます。

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『ヘクトパスカルとは?/台風・低気圧・高気圧との関係は?』を3分で!

 

ヘクトパスカルとは?

 

まずは『ヘクトパスカルとは?』から。

 

ヘクトパスカルは、

気圧の単位

で、

パスカルの100倍だから ”ヘクト” パスカル

です。

 

ちょっと小難しく感じるかもしれないので、1つずつ整理していきましょう

 

まず「気圧」とは

空気の圧力(空気がものを押す力)

のことです。

 

「空気に押されたことなんてないけど…?」

「風のこと…?」

と質問されそうですが、

私たちが空気の重さ(気圧)を感じないのは空気が気体だから

で、

上からも下からもほぼ同じ気圧がかかっているので感じないだけ

です。

 

また、

風と気圧はまったく別もの

で、ざっくりいえば

風 ⇒ 空気が動いたときの力(運動エネルギー)

気圧 ⇒ 空気の重さ(位置エネルギー)

と分けて考えればOKです(正確ではありませんが)。

 

そんな

実は重い空気がものを押す力(= 気圧)

を表す単位が

ヘクトパスカル

なわけです。

 

では、「ヘクト」と「パスカル」の意味はなにか?

 

ヘクトは100倍という意味

で、

ヘクトメートル ⇒ 100メートル(1メートルの100倍)

ヘクトアール(ヘクタール) ⇒ 100アール(1アールは100m2

という感じです。

 

つまり、

ヘクトパスカルは、1パスカルの100倍

になりますね。

 

ちなみに、

キロ ⇒ 千倍

メガ ⇒ 百万倍

ギガ ⇒ 十億倍

です。

 

では、「パスカル」とはなにか?

 

パスカルとは、

”人間は考える葦である” で有名なブレーズ・パスカルが考案した単位

で、

1kgの質量をもつ物質を、1m/s2 加速させる力

です。

 

べつに

パスカルの定義を覚える必要はない

ので、

パスカル = 空気がものを押す力(気圧)

ヘクト = 100倍

とだけ理解しておいてください。

 

まとめておくと、

ヘクトパスカル ⇒ 気圧の単位

ということになります。

 

 

以上、『ヘクトパスカルとは?』でした。

では、「ヘクトパスカル」と「台風」や「低気圧・高気圧」はどう関係しているのでしょうか?

簡単にみていきましょう。

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「台風・低気圧・高気圧」と「ヘクトパスカル」の関係は?

 

ここからは『”台風・低気圧・高気圧” と ”ヘクトパスカル” の関係は?』です。

 

実は、

ヘクトパスカルがいくつ以上(以下)なら「台風」「低気圧」「高気圧」と決まっているわけではありません。

 

「低気圧・高気圧」は、

周りと比べて気圧が高いかどうか

を表していて、

1,000ヘクトパスカルの高気圧

もあれば、

1,020ヘクトパスカルの低気圧

もあります。

 

同様に、

台風もヘクトパスカルの値には関係なく、

中心の最大風速が17m/s以上のものが台風

になります。

 

よく

「どうして気圧に差ができるの?(低気圧と高気圧はなぜできる?」

と質問されますが、その理由は

温度が変わると空気の重さも変わるから

です。

 

・ 空気があったまる

⇒ 体積が増える(状態方程式より)

⇒ 密度が小さくなる

⇒ 周りの空気より軽くなる

⇒ 上に行く

というながれで、

暖かい空気 ⇒ 上に

冷たい空気 ⇒ 下に

移動します。

 

すると、

冷たい空気は地面まで落ちていく

のですが、

地面よりは下に行けない

ため、

地面にそって横に広がっていくしかない

ことになります。

 

この

空気がいっぱい地面に集まってくるのが「高気圧」

のことで、イメージとしては

たくさん空気があるから押す力も強い(気圧が高い)

という感覚でOKです。

 

逆に、

暖かい空気はどんどん上にのぼっていく

のですが、

空気が上にのぼると、そこにいたはずの空気がなくなる

ことになり、

周りの空気が薄くなった部分を穴埋め

にいきます(周りの空気が集結)。

 

しかし、暖かい空気はそんな苦労も知らずにどんどん上昇していきます。

 

その穴埋めに、また周りの空気が駆り出される…と繰り返すと、

暖かい空気についていく形で、周りの空気も上に上がって

いくことになります。

 

これが

上昇気流の源

であり、

空気が集まって上にいってしまうので空気が少なくなる ⇒ 低気圧

となるのです。

 

このとき、

上昇気流と一緒に暖かい水蒸気も一緒に移動する

ため、

低気圧のところでは雨が降りやすくなる

わけですね。

 

 

では、最後にもう1つのよくある質問、

「暖かい空気は上に行くのに、なぜ富士山など山の頂上は寒いの?」

に答えておきましょう。

 

高度が高くなるにつれ気温が下がる

のは、

暖かい空気が膨張する時にエネルギーを使うから

です。

 

温度 ≒ 原子の運動エネルギー

なので、

エネルギーが減れば温度も下がる

という原理です。

 

本当は気温が下がる理由はもっと複雑なのですが、ざっくりと理解しておけば一般常識としてはOKでしょう(書くのが面倒というのが本音ですが)。

 

 

以上、『”台風・低気圧・高気圧” と ”ヘクトパスカル” の関係は?』について簡単にまとめました。

これにて『ヘクトパスカルとは?/台風・低気圧・高気圧との関係は?を3分で!』は終了です。

ご朗読ありがとうございました<(_ _)>

今回の記事で2,000文字ほどなのですが、初見の方でも3分で読めたでしょうか…?

 

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