今回は『クジラの潮ふき』として
1、クジラが潮をふく理由は?/なぜ?
2、潮の正体は?
の2つを中心に、”わかりやすく・簡単に” ご紹介します。

クジラが潮をふく理由/なぜ&何?
クジラが潮をふく理由は?/なぜ?/潮の正体は?
クジラが潮を吹いている【穴】は
鼻
にあたり、潮の正体は
空気(呼吸)
です。

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ちょうど水泳の息継ぎで、水面に上がったとき思いっきり息を吐きだすのと同じ感覚です。

では、なぜ
息なのに、水しぶきのように見える
のでしょうか?
それは
息がクジラの肺のなかで温められているから
です。

冬になると、はく息が白くみえると思いますが、その現象と一緒で
暖かい空気(息)が冷たい外の空気に触れることで【水蒸気】としてみえる
のです。
より正確に説明すると
水蒸気を含んだ息が、外気との温度差で視認できる
といった感じです。

そのため
気温が低いと潮吹きが見えやすい
一方で
赤道付近では潮吹きは見えにくい
傾向にあります。

そうはいっても
クジラが赤道を越えることはほとんどない(ザトウクジラくらい?)
上に
外気温が35℃を超える帯域にクジラが生息することも稀
なので
ホエールウォッチングでは何も気にしなくてOK
でしょう。
沖縄付近あたりでも、十分にクジラの潮吹きは確認できます。

そのほかクジラの雑学
クジラは、海に生息する大型の哺乳類で、陸上の哺乳類と同じように肺呼吸を行い、温血動物です🐋
🐋 分類
-
分類:哺乳綱 → 鯨偶蹄目 → クジラ亜目
-
クジラは大きく2つに分けられる
-
ヒゲクジラ類(シロナガスクジラ、ザトウクジラなど)
-
餌を濾し取るためのヒゲ板を持つ
-
プランクトンや小魚を主食
-
-
ハクジラ類(マイルカ、シャチ、スナメリなど)
-
歯を持ち、魚やイカを捕食
-
-
-
世界中の海に生息し、種類によって沿岸や深海に分布
🐳 体の特徴
-
体形:流線型で水中での泳ぎに適応
-
皮膚:滑らかで脂肪(ブロブ)層が厚く、保温・浮力・エネルギー蓄積に役立つ
-
呼吸:肺呼吸で、背中の噴気孔から空気を吸う
-
大きさ:種類により大きく異なる
-
シロナガスクジラ:全長約30m、体重約180t
-
シャチ:全長約6〜9m、体重約6t
-
🌊 生態・行動
-
食性:ヒゲクジラはプランクトン・小魚、ハクジラは魚やイカ
-
群れ生活:社会性が高く、種類によって群れの規模や構成が異なる
-
移動:季節に応じて長距離を移動する種類も多い(回遊)
-
鳴き声・コミュニケーション:
-
ザトウクジラの歌やイルカのクリック音など、音で仲間と交流
-
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寿命:種類によって20〜90年以上生きる
🐠 繁殖
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胎生で、母親は胎内で仔クジラを育てる
-
出産後は母乳で育てる(授乳期間は数ヶ月〜1年程度)
-
繁殖は季節性があり、暖かい海域で出産する種類が多い
🌍 人間との関わり
-
歴史的に捕鯨の対象となってきた
-
現在は保護活動が進み、一部は商業捕鯨や調査捕鯨のみ許可
-
観光資源としても人気(ホエールウォッチング)
🔬 特徴まとめ
| 特徴 | 説明 |
|---|---|
| 分類 | 哺乳類、鯨偶蹄目、クジラ亜目 |
| 呼吸 | 肺呼吸、背中の噴気孔から空気を吸う |
| 食性 | ヒゲクジラ:プランクトン、小魚 ハクジラ:魚・イカ |
| 大きさ | 6m〜30m以上、体重6t〜180t以上 |
| 繁殖 | 胎生、母乳で育成 |
| 社会性 | 群れで生活、鳴き声でコミュニケーション |
| 移動 | 季節回遊する種類も多い |
| 寿命 | 約20〜90年 |
| 人間との関係 | 捕鯨・保護・観光資源 |
これにて『クジラが潮をふく理由は?/なぜ?/そもそも何?&雑学まとめ』は終了です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>

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『クジラが潮をふく理由は?/なぜ?/そもそも何?』まとめ
・ クジラは【鼻】から潮を吹いている
・ 潮の正体は、クジラの息(呼吸)
・ 肺の中で温められた息(水蒸気を含む)が外の冷たい空気に触れることで視認できる
・ クジラが外気35℃以上に長期滞在することはマレなので、ホエールウォッチングに大きな支障はない
