今回は『睡眠の雑学』として、
眠らない動物はいる?
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
眠らない動物はいる?
眠らない動物はいる?
さっそく『眠らない動物はいる?』の答えから!
「眠らない動物はいるかどうか」は、ずばり
いない!
です。
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正確には、2023年時点で「研究対象とされたすべての主要動物」において、
【睡眠】と呼べるような【行動睡眠】または【睡眠様休息】が確認されている
という意味で、例えば
脳をもたない(散在神経系統)【クラゲ】において【睡眠様休息】が確認
酸素取り込みのために泳ぎ続ける必要のある(ラムジュート換水法)【マグロ】において【行動睡眠】が確認
されています。
他にも、有名どころだと
空気呼吸が必要な【イルカ】【クジラ】や、渡りのために海上を何日も飛び続ける必要のある【カモメ】【アホウドリ】
などは、
【半球睡眠】という左右の脳(大脳半球)を片方ずつ眠らせる睡眠方式
を採用しています。
そのため、例えば
左の脳だけ眠らせる ⇒ 右側の体は基本睡眠(休息)状態 ⇒ 右目は閉られ、右半身の行動は一部制限される
といった、見慣れないおもしろい行動様式を夜間水族館に行けば確認することができるかもしれません。
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他には、睡眠にリスクを伴う環境(捕食者の多いサバンナなど)に生息している
【キリン】【ゾウ】などの睡眠時間は1~4時間ほどで立ったまま眠ることが多い
など、ヒトとは大きく異なる睡眠形式を採用している例は少なくありません。
逆に、捕食者に見つかったら終わりという
【ナマケモノ】【コアラ】などは18~22時間ほど眠り、消費エネルギーを節約
している動物もいます。
睡眠に関してはまだまだ分からないことだらけで、2021年現在も論文によって主張が異なるなど発展途上の分野ですが、少なくともヒト(ホモサピエンス)が地球を支配できるほど圧倒的な知性を身につけられたのは、安全な環境で質の高い睡眠と食事を確保し続けられたことが大きな要因の1つだと考えられています。
加えて、ネアンデルタール人などと異なり、細やかな声帯・発声構造を有していたために、他の原人が絶滅していった環境下でもサピエンスだけが緻密なコミュニケーションとそれに付随する道具・生活様式の普及によって生き残ったとされていますね。
時間があればサピエンスの歴史についてもまとめてみたいと思います。
以上、『眠らない動物はいる?』について簡単にまとめました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>
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『眠らない動物はいる?』まとめ
眠らない動物はいる? ⇒ いない! 少なくとも睡眠に近い休息はあらゆる動物がとっていると考えられるが、睡眠様休息や、半球睡眠などの行動睡眠などヒトの睡眠とは大きく異なるケースは多数ある。