今回は『気象の雑学』として、
フェーン現象とは?(仕組み&原理)
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
フェーン現象とは?|仕組み&原理
フェーン現象とは?|仕組み&原理
さっそく『フェーン現象とは?(仕組み&原理)』の答えから!
「フェーン現象」とは、
【山を越えてきた風】が【山超え前の風】より暖かくなって、地表の温度を上げる現象
のことで、「フェーン現象の仕組み&原理」はずばり
山を越えるまで ⇒ 【空気中の水蒸気】が【水滴になる(雲を作る)】ときに【熱を放出】する
※ 【水蒸気】→【水】に変化するときの【凝縮熱(ぎょうしゅくねつ)】によって、本当は山頂で0℃になるはずだったのが5℃など高い温度になる
山頂 ⇒ 雲を作って【水分を吐き出した】ので、空気は乾燥
山を越えたあと ⇒ 水蒸気は【水蒸気のまま】でいられるので、変な熱のやり取りはない
という流れで、
山越えするときの凝縮(水蒸気→水)が【発熱反応】
であるために
【風の温度】が【山越えごあと】>【山越えまえ】
となり、
【山越えの風】が吹いた地表は【気温が高くなる】
のです。
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「フェーン現象のポイント」は
【雲ができる】ときに【熱が発生】して【空気の温度】が高くなること
の1点だけで、それ以外は
高低さによる温度差 ⇒ 0℃
膨張・圧縮による温度差 ⇒ だいたい0℃
(山越えの前後で標高・空気密度が変わらないと仮定しているため)
なので、「気温に影響を与える要因」は理想環境では
基本【凝縮熱】だけ
になります(実際には断熱状況にないことも含め要因は複数)。
盆地の夏が暑かったり、空気の乾燥がひどくて山火事になったりするのはフェーン現象が一因になっていることが多いので、あまりニュースで聞く機会はありませんがしっかり覚えておきましょう!
以上、『フェーン現象とは?|仕組み&原理』について簡単にまとめました。
お読みいただきありがとうございました<(_ _)>
『フェーン現象とは?|仕組み&原理』まとめ
フェーン現象(仕組み&原理) ⇒ 山を越えた空気温度がもとより高くなり、風が吹き降りた地表の気温が高くなる現象