今回は『おしっこの雑学』として、
寒いとトイレが近くなる(おしっこをしたくなる)のはなぜ?
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
寒いとトイレが近くなるのはなぜ?
寒いとトイレが近くなるのはなぜ?
「寒いとおしっこをしたくなる理由」は、ずばり
1、汗をかかないから
2、膀胱(ぼうこう)が縮むから
3、おしっこのもととなる血液の量が増えるから
の3つです。
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まず大事なのは
寒いと汗をかきにくい
ということ!
「汗をかく目的」は
体を冷やすため(汗が蒸発するときに体温が下がる)
で、「おしっこの目的」は
体の余分な水分を放出するため
なので
寒い ⇒ 汗をかかない ⇒ 体に水分が溜まりやすい ⇒ トイレが近くなる
というわけです。
また、寒さによって
尿を保管しておく膀胱が縮む
こともトイレが近くなる一因です。
「トイレに行きたい!」と感じるのは
膀胱のセンサーが反応して尿意を大脳に伝えるから
なので
膀胱が縮む ⇒ センサーが反応しやすくなる ⇒ 尿意を感じやすくなる
わけです。
なお「膀胱センサーの反応」は
習慣的なもの
なので、実際には
まだまだ尿をストックできるのにトイレに行きたくなる
ことがよくあり、これは
いつも早めにおしっこをする ⇒ 尿意センサーの感覚が敏感になる ⇒ 膀胱がいっぱいでなくても限界に感じる
ためです。
寒いとただでさえトイレが近くなるので
頻尿で、かつトイレに行ってもあまり尿が出ない人
は
少しだけトイレを我慢する習慣をつける
ことをおススメします。
ただ
無理は絶対に禁物
で、おしっこを我慢すると
膀胱の収縮が弱くなる
菌が繁殖しやすくなる
というデメリットもあります。
そのため
徐々に体の尿意センサーを緩めていく
か
市販の頻尿対策サプリを活用
するようにしてください。
3つ目の「寒いとおしっこをしたくなる理由」は
血液量の増加
です。
正確には
尿を作っている腎臓を経由する血液量の増加
のことで、寒いと
とくに体の末端(手の先、足の先)などの血管が縮む
ため、相対的に
体の芯に血液が集まる
ようになります。
すると、腎臓は
血液がけっこう多いな…尿として排出しておくか!
と考え、少しだけ
尿の生産量が増える
ことがあります。
ただこの増加は微小なので、『寒いとトイレが近くなる理由』のメインは
1、汗をかかないから
2、膀胱が縮むから
の2つだと覚えておけばOKでしょう。
以上、『寒いとトイレが近くなるのはなぜ?』について簡単にまとめました。
ご覧いただきありがとうございました。
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『寒いとトイレが近くなるのはなぜ?』まとめ
1、発汗が抑えられ、体外に放出する水分量が減るから
2、膀胱が縮むことで、尿意の感知が敏感になるから
3、腎臓を経由する血液量が相対的に増加し、尿の生産量がやや増えるから