科学の雑学Q&A

蛍光ペンはなぜ光る?|仕組み&原理を2分で!

投稿日:2018年7月31日 更新日:

 

今回は『蛍光ペンの雑学』として、読者の方から寄せられた

1、蛍光ペンはなぜ光るの?【仕組み・原理】

2、蛍(ホタル)の光と一緒?

という疑問に、”わかりやすく・丁寧に” 回答いたします。

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蛍光ペンはなぜ光る?|仕組み・原理

蛍光ペンはなぜ光る?|仕組み・原理

 

蛍光ペンが光る【仕組み・原理】は、ずばり

蛍光物質が光って見えるから

です。

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蛍光物質というのは

光をいったん吸収してから、明るい光を放出する物質

のことで、少し化学的に蛍光過程を説明すると

1、電子が光を吸収

2、光エネルギーにより電子自体のエネルギーが高まる(励起:れいき)

3、電子はもとの状態(基底状態)に戻ろうとし、光を放出(← これが明るく見える【蛍光】)

といった流れです。

 

例えば、通常の「黄色ペン」

いろいろな色が混ざった光(波長)のうち、黄色の光(波長)だけを反射する ⇒ 黄色に見える

のですが、「”蛍光” 黄色ペン」

黄色の光(波長)に加えて、蛍光による「明るさ」も反射する

ため

「”蛍光” 黄色ペン」だけは光って見える

わけです。

 

ちなみに

「蛍光」は「蛍(ホタル)の光」

と書きますが

蛍(ホタル)の発光現象とはまったく別物

なので注意してください(勘違いしている人が意外と多い!)。

 

蛍(ホタル)の光は

おしりの発行物質の酸化(酸素との反応)によるもの:ルシフェリン(発行もと) + ルシフェラーゼ(酵素:反応を促す) + 酸素 ⇒ 光

です。

ホタルに関しても、以前読者の方から質問をいただいて回答しているので、気になる方はチェックしておいてください。

ホタルが光るのはなぜ?(理由と仕組み)/死んでも光る?|疑問を2分で!

 

以上、『蛍光ペンはなぜ光る?/仕組み・原理』についてまとめました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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