今回は『熱の雑学』として、
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
打ち水とは?|意味&効果
打ち水とは?|意味&効果
さっそく『打ち水とは?|意味&効果は?』の答えから!
まず「打ち水」とは、
地面に【水をまく】こと
で、「打ち水の意味・効果」として
② ホコリを抑える
ことに期待でき、「気温が下がる理由・涼しく感じる理由」は
【水】→【水蒸気】になるときの【気化熱(きかねつ)】(水1gが蒸発すると25℃のとき2,442Jの熱を周りから吸収)
打ち水をした場所の【空気密度】が大きくなることによる【風】の発生
という2つが挙げられます(環境により変わりますが1~2℃温度が下がりそよ風の発生に期待できる)。
スポンサーリンク
「気化熱」に関しては
ことからわかるように
熱を加えると水蒸気になる
になるわけで、見方を変えれば
と表現できます。
つまり
ため
わけですね。
一方
に関しては、打ち水をして
濡らした地面の周りの気温が下がる
⇒ 気温が下がって空気の密度が大きくなる(空気分子の運動エネルギーが温度のもとになっているため)
⇒ 空気密度を均一にするため、密度の大きい空気は小さい方へ移動する
⇒ 打ち水をした場所から外に向けて風が発生
という流れで
が生じるわけです(風で涼しく感じるのは体の周りで暖められた空気が離れてくれるから)。
なお「打ち水が効果的に働くケース」は
で
が理想です(植物の場合は蒸散効果も加わる)。
逆に
直射日光のあたるアスファルト・コンクリートへの打ち水は逆効果
になる場合が多く
ため注意が必要です(さらに蒸発がすぐ終わるので気温低下もすぐ終わり意味が薄くなる)。
以上、『打ち水とは?|意味&効果』について簡単にまとめました。
お読みいただきありがとうございました<(_ _)>
打ち水 ⇒ 地面に水をまくこと
打ち水の意味 ⇒ 気温を下げ、ホコリを抑える
打ち水の効果 ⇒ 1~2℃温度が下がり、そよ風によってより涼しく感じる