今回は『魚の雑学』として、
魚に鱗(ウロコ)があるのはなぜ?
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
魚にウロコがあるのはなぜ?
魚にウロコがあるのはなぜ?
「魚にウロコがある理由」は、ずばり
体を【守る】ため
水流・水圧・温度の【感知】
【カルシウム】のストック
の3つです。
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まず「ウロコの役割」として最も大切なのは
体を守ること
です。
魚が住んでいる
水中には【寄生虫】など病気のもととなる【微生物】
がたくさんいるので、ウロコという骨格がなければ
すぐに体がむしばまれて
しまいます(ただ逆にウロコが悪用されて、ウロコのすき間に寄生虫が入り込むことも…)。
また、病原体以外にも
天敵(捕食者)が食べづらくなる
岩などにあたったときダメージを軽減する
海水の影響をおさえる
といった意味での体の保護も大切です。
では
【ウロコが退化】している【ナマズ】や【ウナギ】は体をどうやって守っているの?
と疑問に感じるかもしれませんね。
実際に
ウロコのない(ウロコが皮膚に埋まっている)魚は多い
のですが、そのほとんどは
粘膜によって体を保護
しています。
ナマズもウナギも
ぬるぬるで体を覆う
ことで
外敵や障害から身を守っている
わけです(ちなみにウナギやドジョウは皮膚の中にちゃんと鱗があります)。
次に「ウロコの役割」として大切なのは
水流・水圧・温度の感知
です。
種によって程度は大きく異なりますが、多くの魚は
【側線】という感覚器官で水圧・水流・方向を感じ取る
ことが可能です。
私たち人間が
【肌】を通して、圧力・温度・風を感じ取る
のと同じような感覚ですね。
また、すべての魚に共通するわけではありませんが
カルシウムが不足したときにウロコから吸収する
仕組みが備わっている種が多く存在します。
つまり
エサがきちんと食べられているときにカルシウム(を中心とするミネラル類)でウロコを生成
し
エサが少なくなったら少しウロコから栄養を分けてもらう
わけです。
もちろん
ウロコがなくなれば病気で死ぬリスクが格段に高まる
ため
ウロコの使用は必要最低限&緊急措置
となっています。
以上、『魚にウロコがあるのはなぜ?』について簡単にまとめました。
お読みいただきありがとうございました<(_ _)>
『魚にウロコがあるのはなぜ?』まとめ
魚にウロコがあるのはなぜ? ⇒ 体の保護|水流・水圧・温度の感知|カルシウムのストック