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生物学

『パーソナリティ障害』ー種類・原因・治療法を【わかりやすく】!

更新日:

 

今回は『パーソナリティ障害』として、

1、パーソナリティ障害とは?/10種まとめ

2、原因

3、治療法/何科?

の3つを中心に、”詳しく・わかりやすく” まとめていきます。

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パーソナリティ障害/種類・原因・治療法をわかりやすく!

 

パーソナリティ障害とは?/【種類】は?

 

パーソナリティ障害とは?

パーソナリティは「人格」という意味

で、かつては

パーソナリティ障害は「人格障害」

と訳されていました(現在では差別的として用いられていません)。

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パーソナリティ障害の【定義】としては、

行動や経験が、社会的にみて大きくかたよった状態

を指し、わかりやすく言えば

言動があまりに常識的でない症状

と表現できます。

 

ここで注意すべきなのは、

パーソナリティ障害 ≠ 性格の悪さ・個性

という点で、

考えのかたよりが【病的】

であるのがパーソナリティ障害の特徴です。

 

アメリカの研究によれば、

パーソナリティ障害を持っている人は約15%

いると推定されており、

種類によって罹患(りかん)割合や男女比は異なる

傾向にあります。

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パーソナリティ障害の【種類】は?

パーソナリティ障害は大きくわけて【10種類】に分類することができます

10種類のパーソナリティ障害

1、統合失調型

2、境界性

3、反(非)社会性

4、妄想性

5、自己愛性

6、シゾイド(スキゾイド)

7、演技性

8、依存性

9、強迫性

10、回避性

 

1、統合失調型】パーソナリティ障害

言動が奇妙で、感情の起伏(幅)が小さいことが特徴。

思考面の異常も見られ、異質な考え・宗教などにのめりこむことがある。

 

2、境界性】パーソナリティ障害

言動や感情が不安定なのことが特徴。

孤独を嫌い周囲を感情的に翻弄すること傾向にある。

対人関係がうまくいかないと、自傷行為やドラッグに手を出すなど自虐的・衝動的行動に走ることがある。

 

3、反社会性】パーソナリティ障害

法律を無視した反社会的行動を続けることが特徴。

自らの行動に対する結果を考慮することができず、障害や暴行、殺人などを起こす傾向にある。

他者への共感を示さず、対人関係がうまくいっていないことが多い。

 

4、妄想性】パーソナリティ障害

他者への不信感・猜疑心が強いことが特徴。

根拠のない被害妄想をもちやすく、自身への批判を強く嫌う傾向にあり、場合によっては攻撃的になることがある。

 

5、自己愛性】パーソナリティ障害

傲慢で自身の優位性をみせつけることが特徴。

自らの能力を過大評価し、他者からの尊敬、注目、賞賛を強く求める傾向にある。

他者への感情は嫉妬または軽蔑のどちらかにかたよることが多く、交友関係は自身の優位性が保たれる相手に限られることが多い。

 

6、シゾイド(スキゾイド)】パーソナリティ障害

臆病、羞恥心が強い、従順で神経質といった特徴がある。

かつては統合失調症の発病前のとして認知されていた性格の1種。

 

7、演技性】パーソナリティ障害

他者の注目・関心を集めるために、派手な服装を好み、演技的(わざとらしい)な言動を示すことが特徴。

外見に強くこだわり、周囲の影響を受けやすく、他者に認めてもらいたいと強く願う傾向にある。

女性に多い障害。

 

8、依存性】パーソナリティ障害

他者への依存が非常に強く、孤独を強く嫌うことが特徴。

自身の言動の指針を他人に委ねており、周囲に自分をあわせる傾向にある。

対人関係がうまくいかないことでうつ病など他の疾患にかかるケースがあり、場合によっては薬物などへの依存が強くなることもある。

 

9、強迫性】パーソナリティ障害

自身の秩序を保ち、自分が環境を支配することを押し付ける特徴がある。

融通が利かず、異常な頑固さ、完璧主義思想をもっている傾向にある。

秩序を保つために他者を自分の枠にはめ、環境を自身の望む色にコントロールしようとする場合がある。

 

10、回避性】パーソナリティ障害

自身への反論や批判、刺激などを強く拒絶することが特徴。

自己批判する傾向にあり、周囲・自己への不安や緊張を常に生じていることが多い。

結果として対人関係がうまくいかなくなり、対人恐怖症やパニック障害につながる場合がある。

 

以上、【10種類】のパーソナリティ障害を簡単にまとめましたが、

症状が病的なほど著しい場合にのみ、パーソナリティ障害に分類される

点には注意してください。

 

ほぼすべての人が

ある一定はいくつかの項目の条件を満たすはず

ですが、そのパターンが

社会的にあまりに逸脱し、また長期間持続したうえで、苦痛や支障をもたらす場合

にパーソナリティ障害とみなされます。

 

以上、「パーソナリティ障害とは?/【種類】は?」について説明しました。

続いては【原因】をまとめていきます。

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パーソナリティ障害の【原因】

 

パーソナリティ障害の【原因】は

2018年時点で不明のまま

です。

 

しかし、

 発症時期が「思春期~成人(10代半ば~20代前半)」

 30~40代で症状が改善される傾向にある

点などから、

成長期の苦痛体験

が発症の一因となっていると考えられています。

 

科学的には、

セロトニンに起因する神経機能の低下 ⇒ 言動異常

幼少期の自己批判 ⇒ 他者への恐怖・不安・束縛

につながる可能性があります。

 

また、

【パーソナリティ障害】は他の精神疾患との因果関係が強い

ため、それ単一で原因を模索するのではなく、

個々の症状に応じて、総合的に原因を推定する必要がある

のが現状です。

 

パーソナリティ障害の治療法/何科?

 

パーソナリティ障害の【治療法】は?

パーソナリティ障害の【治療法】は、

症状と種類によって、個々に判断

されています。

 

例えば、

 反社会性

 境界性

 演技性

 依存性

パーソナリティ障害に関しては、

社会生活を介し、多様な考えを学ぶことで症状が改善される

傾向が強く、

40代までに障害が目立たなくなるケースが多い

特徴があります。

 

一方、

 強迫性

 妄想性

 シゾイド

 統合失調型

 回避性

パーソナリティ障害に関しては、

生活を介して改善する傾向が弱い

ため、

精神療法

薬物療法

認知行動療法

グループ療法

などを

患者に合わせ検討していく

必要があります。

 

薬物療法としては、

感情調整剤

セロトニン調整剤(SSRI)

抗精神病薬

などが一般的で、障害によっては集団での共同作業が非常に有効である場合もあります。

 

よって、

パーソナリティ障害の【治療法】は個々の症状に応じた対応が肝要

だといえます。

 

パーソナリティ障害は【何科】に行けばいい?

パーソナリティ障害は

精神科

が基本的な対応窓口になります。

 

精神病に関しては

診断が困難(医師によって判断が分かれる可能性がある)

ため、

できるだけ大きめの病院で、2人以上の医師に診断してもらう(セカンドオピニオン)

ことをおススメします。

 

パーソナリティ障害だけでなく、

うつ病など他の疾患を併発している可能性もある

ため、

日常生活に支障がでている場合

言動がおかしいと感じる(指摘された場合)

で、少しでも不安を感じたら医療機関へ相談するようにしましょう。

 

『パーソナリティ障害/種類・原因・治療法』まとめ

パーソナリティ障害とは?/種類まとめ

・ パーソナリティ障害とは、行動や経験が社会的にみて大きくかたよった状態のこと

・ 言動があまりに常識的でない状態を指す

・ ただし、パーソナリティ障害は「性格の悪さ」や「個性」とは異なる

・ パーソナリティ障害は、社会的にあまりに逸脱した言動を伴い、また長期間持続(主に思春期から)する場合に当てはまる

・ パーソナリティ障害を持っている人は人口の15%ほどいると考えられている

・ 障害は大きく10種類に分類される

⇒ 統合失調型・境界性・反社会性・妄想性・自己愛性・シゾイド・演技性・依存性・強迫性・回避性

【原因】

・ パーソナリティ障害の【原因】は2018年時点で不明

・ 【パーソナリティ障害】は他の精神疾患との因果関係が強いため、それ単体で原因を推定することは困難

・ しかし、一般的に成長期の苦痛体験が発症の一因となっていると考えられる

【治療法】

・ パーソナリティ障害の【治療法】は、障害の種類と患者の症状よって異なる

・ 境界性障害などいくつかの種類では、社会生活を通じて40代までに改善されるものもある

・ 一方、症状が重い場合や統合失調型等の場合には、精神療法や薬物療法が有効だと考えられている

・ いずれにせよ、患者に合わせた治療法を模索することが肝要

・ パーソナリティ障害は精神科が基本的な対応窓口であり、セカンドオピニオンの重要性が高い

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