今回は『放射線の雑学』として、
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
レントゲンで体内が見える&骨だけ白く写るのはなぜ?
レントゲンで体内が見える&骨だけ白く写るのはなぜ?
さっそく『レントゲンで体内が見える&骨だけ白く写るのはなぜ?』の答えから!
「レントゲンで体内が見える&骨だけ白く写る理由」は、ずばり
レントゲンから照射されている【X線(エックス線:電磁波の放射線)】に【低密度の物質】を【通り抜ける】性質があるから
で、わかりやすくいえば
レントゲンで【X線】を体に当てる
⇒ 体のほとんどの部分を【X線】は通り抜けるが、骨は密度が高いうえ骨のカルシウムが【X線】をよく吸収するため【X線】は透過できない(一般に原子番号が大きい元素ほど吸収率が高い)
⇒ レントゲン検査で胸などを当てている専用のフィルムは、【X線】が当たれば黒く、【X線】が当たらなければ白く写る仕組みになっている
⇒ 骨は白く、それ以外は黒く写る
という感じです(なお、レントゲン撮影は骨を見る以外にも臓器の濃淡から疾患を推定するためにも使用される;ただし診断は医者の熟練度に依存し一般に精度は高くない)。
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意外かもしれませんが、
で、種類としては
に分類されます(詳しくは『放射線とは?体に悪いのはなぜ?』を参照)。
病院で透過する【X線量】はごくわずかなので人体にまず悪影響はありませんが、きちんと信頼のおける病院で受診する必要はあります。
ちなみに、X線はレントゲン以外にも
空港の手荷物検査
建築物の亀裂調査
天体観測
など、さまざまな分野で活用されている最も身近な放射線なので合わせて覚えておきましょう。
以上、『レントゲンで体内が見える&骨だけ白く写るのはなぜ?』について簡単にまとめました。
お読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>
レントゲンで体内が見える&骨だけ白く写る理由 ⇒ X線が骨部位だけ透過できず、レントゲンフィルムに照射されないから