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地球はなぜ回り、自転はなぜ止まらない?|疑問を2分で!

投稿日:2019年7月14日 更新日:

 

今回は『地球の雑学』として、

1、地球が回っているのはなぜ?
2、自転が止まらないのはなぜ?

という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。

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地球はなぜ回り、自転はなぜ止まらない?

地球はなぜ回り、自転はなぜ止まらない?

 

地球が回っている理由」は、ずばり

【回転】する【ガスの塊】が集まってできたから(そのときの【勢い】が今でも続いている!)

で、「自転が止まらない理由」は

【宇宙】に【空気】がないから

です。

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動いているものは勝手に止まる」というイメージがあるかもしれませんが、

「物体が減速する理由」は【空気抵抗】&【摩擦力】が原因

です。

宇宙」には

空気がとても少ない(1cm3 あたりに1個か2個くらい)ため【空気抵抗】はほとんど無視

でき、また

【地球】が触れ合っているものがないため【摩擦力】は無視

できます。

 

そのため

回転を始めた46億年前から減速する要素がない

ので

地球ができたときの勢いそのままに自転し続けて止まることはない

わけです(角運動量の保存)。

 

なお

どうして地球の自転を感じられないの?(赤道上では時速1700kmほどのスピードで自転しています)

とよく質問されますが、答えはシンプル

周りの空気も一緒に移動しているから

です。

 

イメージしにくいかもしれませんが、

私たちと同じように【空気】も【地球の重力】で引っ張られているから

で、見方を変えれば

地球から離れて【重力】が弱くなるから【宇宙】には【空気】がない

わけですね(関連記事:『宇宙に空気がないのはなぜ?|疑問を2分で!』)。

 

以上、『地球はなぜ回り、自転はなぜ止まらない?』について簡単にまとめました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>

『地球はなぜ回り、自転はなぜ止まらない?』まとめ

 地球が回っている理由 ⇒ 回転するガスの塊が集合してできたため、そのまま回転している

 自転が止まらない理由 ⇒ 自転を減速させる摩擦力・空気抵抗の影響が小さく、角運動量が保存されているから

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