今回は『調味料の雑学』として、
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
辛さがあとからくるのはなぜ?
辛さがあとからくるのはなぜ?
さっそく『辛さがあとからくるのはなぜ?』の答えから!
「辛さがあとからくる理由」は、ずばり
【舌の表面】にある【油】が【辛味物質】をしばらく通さないから
で、逆に言えば
ようになっています。
「人が辛さを感じるメカニズム」は
① 【辛味物質(カプサイシン・ピペリン・サンショールなど)】が口の中に入る
② 【辛味物質】が【三叉神経(さんさしんけい)】にとどく
③ 【受容体】が活性化し【陽イオン】が入り込む
④ 【神経細胞】が刺激され【辛味】を感じる
という流れで、「辛さがあとからくる」のは
”②のステップ” で【脂質】が障害物になっている
⇒ 油になじみにくい【辛味物質】が【辛味受容体】に届くまでに時間がかかる
⇒ あとから辛く感じる
からです。
なお、よく
水をいくら飲んでも辛さが全然引かない…
という話を聞くと思いますが、それも
なので、
ようにすれば、たいていの辛さは大幅に軽減されます。
ただし辛味物質が体全体に行き届いてしまうと、消化器官や体液にまでは牛乳などの親油性物質が十分に浸透しないため辛さを軽減できなくなる可能性があるので注意が必要です。
以上、『辛さがあとからくるのはなぜ?』について簡単にまとめました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>
辛さがあとからくる理由 ⇒ 下表面の脂質が障壁となって辛味物質がすぐに受容体まで届かないことがあるから(逆に親油性の辛味物質であれば辛さはすぐにくる!)