今回は『菌の雑学』として、
3秒ルールは本当?
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
3秒ルールって?
食べ物を地面に落としても「3秒以内ならOK!」という古来より伝わる掟のこと…( ゚Д゚)
3秒ルールは本当?
3秒ルールは本当?
さっそく『3秒ルールは本当?』の答えから!
「3秒ルールは本当かどうか」については、ずばり
真っ赤な【ウソ】
です。
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おもしろいことに
「3秒ルール(アメリカでは5秒ルール)」を研究した論文はたくさん存在
していて(有力な論文は2つ)、
食べ物の種類を変える
床の種類を変える
接触時間を変える
ことで
マジメに論理的な検討
をしている文献も存在します。
ざっくりと結果だけまとめると
食べ物の種類 → 地面との接着面積が大きいほど菌が移りやすいが、いずれも体に影響を及ぼすほど菌は繁殖する
(パンでもソーセージでも大差なし!)
床の種類 → こちらも食べ物との接着面積が大きいほど菌が移りやすい傾向にあるが、菌は十分に繁殖
接触時間 → 時間は関係なく、菌は同じように食べ物に移動
という感じで、わかりやすく言えば
3秒なんていう時間は関係ない!(一瞬でも地面に触れたらアウト!)
大切なのは【食べ物】と【地面】がどれだけ触れ合ったか(接着面積がポイント!)
ということで、
3秒ルールは真っ赤なウソ
だということになります。
そもそも
床に落ちた食べ物に菌が近寄って登ってくるわけではない(菌が食べ物にたまたまくっつくだけ)
ので、
時間は関係ないのは当然
のことですね。
一応補足しておくと、
地面に落ちたものをすぐ食べるのであれば菌は繁殖しない
うえに、日本の一般的な家庭であれば
少し摂取しただけで体に悪影響を及ぼす有害な菌は床にほとんど存在していない
ため、
床に落ちてもきちんと洗えば(固形物なら)食べてもまず大丈夫
だということは覚えておいてください(食中毒の原因は食べ物&外出先の菌がメイン)。
ただし
あまり家の掃除をしていなくて床に埃が溜まっている
免疫機能が衰えている(幼児含む)
場合には絶対に摂食を避けるべきで、また
外出先で食べ物を落とした場合
にも避けなければなりません。
もちろん安全に万全を期すなら床に落としたものは一切食べるべきではありませんが、清潔な家庭環境であればわずかなリスクを憂慮するより目先の利益を追求するのが現実的…に思えます(ただし、一切責任は負えないので自己責任で)。
以上、『3秒ルールは本当?』について簡単にまとめました。
お読みいただきありがとうございました<(_ _)>
『3秒ルールは本当?』まとめ
3秒ルールは本当? ⇒ ウソ!(時間ではなく床との接着面積が重要!)