今回は『光の雑学』として、
赤外線・紫外線が見えないのはなぜ?
という疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。
赤外線・紫外線が見えないのはなぜ?
赤外線・紫外線が見えないのはなぜ?
さっそく『赤外線・紫外線が見えないのはなぜ?』の答えから!
「赤外線・紫外線が見えない理由」は、ずばり
【角膜】と【水晶体】が赤外線&紫外線を吸収して【網膜】まで届かないから
【網膜】が【可視光線(かしこうせん:目に見える光)】以外を認識できないから
の2つです。
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「赤外線」「紫外線」というのは
【 ”光” という長さが違う波がたくさん合わさったもの】の1種
で、光は「波の長さ(=電磁波の波長)」によって
赤外線 ⇒ 波長が長い(780nm ~:ナノメートル = 10億分の1メートル)
可視光線 ⇒ 波長がほどほど(380 ~ 780nm)
紫外線 ⇒ 波長が短い(10 ~ 400nm)
の3つに大きく分けることができます。
「光」は
【角膜】と【水晶体】を通って【網膜】まで届くことで見えるようになる
のですが、このとき
角膜 ⇒ 【313nm 以下】&【1,500nm 以上】の波長の光を吸収
水晶体 ⇒ 【380nm 以下の一部】&【780nm 以上】の波長の光を吸収
してしまうので、
【網膜】には【313nm ~780nm】の波長の一部しか届かない
ことになります。
この領域こそがほとんど
可視光線の波長域
であり、
網膜まで十分に届く光
になります。
ただし、「個人差」や「年齢による違い」はありますが
【網膜】は【~380nm・780nm~】の光を検知する能力が低い
ので、実際に「目に見える光」は
赤外線・紫外線を除いた【380 ~ 780nm】の光 = 可視光線
となります。
以上がざっくりとした「赤外線・紫外線が見えない理由」ですが、そもそも
赤外線 ⇒ 【赤】く見える光より【外】にあって見えない【線】
紫外線 ⇒ 【紫】に見える光より【外】にあって見えない【線】
という意味なので、
赤外線も紫外線も見えないからこそつけられた名前で、私たちが見えないのは当然
ですね。
以上、『赤外線・紫外線が見えないのはなぜ?』について簡単にまとめました。
お読みいただきありがとうございました<(_ _)>
『赤外線・紫外線が見えないのはなぜ?』まとめ
赤外線・紫外線が見えない理由 ⇒ 角膜・水晶体によって吸収されるうえ、赤外線・紫外線の波長域を網膜が検知できないから