今回は『星の雑学』として
1、星の明るさ(等級)/1等星、2等星って?
2、星座の数は?/目で見える星の数は?
の2つを中心に、”わかりやすく・簡単に” まとめていきます。
星の明るさ・等級/1等星、2等星って?/星座は全部でいくつ?
星の明るさ(等級)/1等星、2等星って?
まずは『星の明るさ(等級)/1等星、2等星って?』から。
星の明るさは「等級」
というクラスで分類され
明るい星 ⇒ 1等星
暗い星 ⇒ 6等星
です。
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「6等星」 は、肉眼でギリギリみえるレベル
で
「1等星」は、星座のようにはっきりとみえるレベル
です。
そして
「5等級の差」が ”100倍”
となるようにクラス分けされています。
つまり
「1等星」と「6等星」の明るさは100倍違う
ということですね。
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では
「1等級の差」はいくら
になるでしょうか?
…
正解は
同じ数字を5回かけて100になればいい
ので、
だいたい2.5くらい(√100 ≒ 2.55)
です。
つまり
「1等星」と「2等星」だと約2.5倍明るさが違う
ということですね。
なお
「1等星」が一番明るいというわけではない
ので注意が必要です!
「1等級」よりも明るいものは「0等級」や「ー1.5等級」などで表記されます。
明るさの基準となっている
「0等級」は、おりひめ座(こと座)である「ベガ」
です。
「ベガ」は夏の大三角としても有名ですね。
ほかの2つの大三角は
デネブ(はくちょう座) ⇒ 1.3等級
アルタイル(わし座) ⇒ 0.8等級
と、どちらも1等級クラスではっきりと見える星座なので、昔から有名だったわけです。
以上、『星の明るさ(等級)/1等星、2等星って?』について簡単にまとめました。
では続いて、ちょっとした話のタネとして活躍しそうな「星の雑学」をまとめていきます。
星座の数は?/目で見える星の数は?
ここからは『星座の数は?/目で見える星の数は?』です。
結論から言うと
星座の数は88個
で
目で見える星の数は ”3,500~4,000個” ほど
です。
星座に関しては、1928年に世界共通で決められました。
いくら天文学が発展しても
肉眼で見える星は(ほぼ)変わらない
ので、星座がこれから増えることはないでしょう(無くなることはあるかもしれません)。
次に「目で見える星の数」ですが、これは「6等級(肉眼でギリギリみえる明るさ)」の星を数えればOKです。
「6等級」以上の星はだいたい ”8,600個” ほど
あって、そのうち
地球の裏側の星はみることができない
ので
(8,600÷2)ー地平線上のみえにくい星
で、おおよそ
”3,500~4,000個” の星が見える
計算になります。
都会に住んでいる人にとっては、夜空を見上げれば3,000個も星が見えるなんて想像できませんよね(笑)
天体観測のためだけに田舎に行くのは大変ですが、冬にフェリーに乗るとめちゃくちゃキレイな星々が眺められるのでおススメですよ!
お時間のある方はぜひお試しください!
以上、『星座の数は?/目で見える星の数は?』でした!
これにて『星の明るさ(等級)ー1等星、2等星って何?/星座は全部でいくつある?』は終了です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>
『星の明るさ(等級)ー1等星、2等星って何?/星座は全部でいくつある?』まとめ
星の明るさ(等級)/1等星、2等星って?
・ 星の明るさは「等級」で表される
・ 基準は「0等級」のベガで、暗くなっていくにつれ数字が増えていく(肉眼でギリギリみえるレベルが「6等星」)
・ 「0等級」よりも明るい星は「ー(マイナス)」で表記される
・ 「5等級の差」が ”100倍” の明るさの違いで、「1等級の差」だと ”約2.5倍” の明るさの違い
星座の数は?/目で見える星の数は?
・ 星座の数は88個
・ 目で見える星の数は ”3,500~4,000個” ほど
・ 夜にフェリーなどで海洋に出れば、比較的簡単に天体観測できるかも(冬に晴れていれば1,000~1,500個以上は星がみえると思います)