『シャンプー・リンス・トリートメント・コンディショナーの違い』ーどこが違う?どうやって汚れを落としている?

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毎日、何気なく使っている「シャンプー」や「リンス」ですが、その違いをご存じでしょうか?

 

最近では「リンスインシャンプー」なるものまで売られていて、

”適当に名前を付けてるんじゃないの?” と疑ってかかる方もいるようです。

 

今回は『シャンプー・リンス・トリートメント・コンディショナーの違いーどこが違う?どうやって汚れを落としている?』として、

きちんと化学的な ”4つの違い” を説明していきたいと思います

『シャンプー・リンス・トリートメント・コンディショナーの違い』ーどこが違う?どうやって汚れを落としている?

「シャンプー」と「リンス」の違いー鍵は ”電気” にある

 

まずは「シャンプーとリンスの違い」から説明していきましょう。

 

ざっくりと「シャンプーは汚れを落とす」、「リンスは髪をツヤツヤにする」というイメージをお持ちの方が多いようですが、

大まかな性質的違いはそれで大丈夫です。

 

正確に表現すると、

 シャンプーは、髪から汚れた油分を洗い落とす

 リンスは、髪に油分を与える

といった違いがあります。

 

つまり、シャンプーで油分を洗い落としてから、リンスでまた油分を補給するわけです。

 

この程度の内容ではありきたりな雑学情報になってしまうので、

もっと化学的に「シャンプーとリンスの違い」をみていきましょう。

 

シャンプーとリンスの最も大きく違う点は、”界面活性剤(洗浄成分)” の水になじみやすい成分が

 シャンプーではマイナスの電気

 リンスではプラスの電気

を帯びているという点です。

 

具体的に「どうやってシャンプーで汚れを落としているのか」説明しながら、解説していきます。

 

シャンプーで洗い落とす ”油分” というのは、髪の老廃物やにおいなどが溜まった ”汚れ” そのものです。

 

シャンプーではまず、”界面活性剤” のうちの油になじみやすい成分が髪を覆うことで、

髪から油分をはがしていきます。

 

このとき、髪は「マイナスの電気」を帯びますが、

シャンプーの水になじみやすい成分もマイナスの電気を帯びています。

 

マイナスとマイナスの電気がぶつかるとどうなるでしょう?

 

 

そう、お互いに反発しあうのです。

つまり、シャンプーでは汚れ(油分)を覆った洗浄成分が ”電気的に反発しあうことで汚れをはがしている” のです。

 

一方、リンスでは水になじみやすい成分がプラスの電気を帯びています。

 

髪はマイナスなので、今度は ”互いに引き寄せ合う” ことになります。

すると、髪をコーティングする ”油分” が髪に浸透していき、「髪がツヤツヤになる」という現象をもたらすのですね。

 

まとめておくと、「シャンプーとリンスの違い」は「電気的な違いで油を落とすか、浸透させるか」となります

 

 

リンスインシャンプーはどこが違う?

 

では、たまにスーパーなどでみる「リンスインシャンプー」はどこが違うのでしょうか?

 

これまで説明したように、

「シャンプーはマイナスの電気で汚れを落とす」「リンスはプラスの電気で油を浸透させる」という原理と矛盾しないでしょうか?

 

 

答えは簡単です。

シャンプーとリンスの溶け方に差をつけている」だけです

 

つまり、リンスの成分分子をシャンプーよりも大きくすることで、

さきにシャンプー成分が溶け、そのあとリンス成分が溶けるように工夫しているのです。

 

とはいっても、分子の大きさからくる時間的な溶け方の差は微々たるもので、

ゴシゴシ洗ったり、短時間洗うだけではリンスの効果は十分に発揮されません

 

髪は見た目を左右するだけでなく、抜け毛や頭皮の病気に深くかかわっているので、

できるだけ「リンスインシャンプー」は避けて、良質なシャンプー・リンスを使うことをおススメします

 

シャンプーと一言でいっても、アミノ酸系シャンプー、高級アルコール系シャンプーなど大きく分けて6種類あるので、

ご自身の ”頭皮” や ”肌質” に合った最適なシャンプーを選ぶようにしましょう

⇒ 『6種の肌質ごとのおススメシャンプー剤』

 

では、続いては「リンス」と「コンディショナー」の違いに移りましょう。

 

 

「リンス」と「コンディショナー」の違い

 

ここからは「リンスとコンディショナー」の違いを説明していきます。

 

リンスとコンディショナーは実はそれほど大きな差があるわけでなく、

最近では2つの違いが曖昧になってきています。

 

それでも、リンスとコンディショナーの違いをまとめると、

 リンス      ⇒ 髪に油分を補給する(髪がツヤツヤ、サラサラになる)

 コンディショナー ⇒ リンス効果 + 髪の保湿&栄養補給(効果はあまり期待できない)

 

つまり、コンディショナーでは、リンスの効果に加えて「髪の保湿」と「栄養補給」の効果が追加されているわけです

 

実はこの「髪の保湿&栄養補給」というのは、トリートメントの役割なので、

 コンディショナー ⇒ リンスとトリートメントの中間

といえます。

 

いいとこどりな感じがしますが、

実際にはコンディショナーの「髪の保湿&栄養補給」効果は大したことがないため、

”値段の割には効果がイマイチ” というのがコンディショナーの特徴で、

多少高くなっても、トリートメントを使った方が髪のダメージケアには期待できます

 

だいぶフライングしてしまいましたが、最後に「リンス・コンディショナー」と「トリートメント」の違いに移りましょう。

 

 

「リンス・コンディショナー」と「トリートメント」の違い

 

ここからは「リンス・コンディショナーとトリートメントの違い」について説明していきます。

 

先ほど少し話したように、リンス・コンディショナー・トリートメントの違いは、

 リンス      ⇒ 髪に油分を補給する(髪がツヤツヤ、サラサラになる)

 コンディショナー ⇒ リンス効果 + ちょっとの髪の保湿&栄養補給効果

 トリートメント  ⇒ 髪の保湿&栄養補給(髪のダメージケアに効果抜群)

となります。

 

トリートメントには、髪をケアするアミノ酸が豊富に含まれていて、

髪のキューティクルに成分を浸透させることで、シャンプーで失った水分を髪に補給し、

さらに髪に栄養を補給し、髪のボリューミーにすることができます

 

そのため、”髪のパサつき” や ”髪の傷み” に悩んでいる方はトリートメントを使うだけで悩みはほぼ解決するでしょう

 

特に、髪をカラーしていたり、パーマをかけている方には非常におススメです。

 

ただし、トリートメントは有効成分を多く含んでいる分だけ値段が高いので、

できるだけ経済的に損をしないためにも、シャンプーと一緒にシリーズものを購入した方がより効果的です。

 

 ただ、トリートメントやメーカー選びも重要ですが、

「一番は肌質に合った商品を選ぶこと」なので、まずはご自身の肌質をチャックすることから始めた方がいいと思います。

 

以前書いた記事で「肌質・年齢ごとのおススメシャンプー剤の種類」を紹介しているので、

ご自分の肌質がわからない方はぜひ参考にしてください。

⇒ 『6種の肌質ごとのおススメシャンプー剤』

 

 

以上、『シャンプー・リンス・トリートメント・コンディショナーの違いーどこが違う?どうやって汚れを落としている?』でした!

ご朗読ありがとうございました<(_ _)>

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「シャンプー・リンス・トリートメント・コンディショナーの違い」まとめ

シャンプーとリンスの違い

・ シャンプーは、マイナスの電気を帯びていて、髪から汚れた油分を洗い落とす

・ リンスは、プラスの電気を帯びていて、髪に油分を与える

リンスとコンディショナーの違い

・ リンスは、髪に油分を補給する効果がある(髪がツヤツヤ、サラサラになる)

・ コンディショナーは、リンスの効果に加え、多少の髪の保湿&栄養補給効果がある

・ コンディショナーは、リンスとトリートメントの中間

リンス・コンディショナーとトリートメントの違い

・ トリートメントには、髪をケアするアミノ酸が豊富に含まれていて、髪の保湿&栄養補給効果が非常に高い

・ 特にカラーリング、パーマをかけている方にはトリートメント効果抜群

 

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