『原子番号21,22,23,24,25』ースカンジウム、チタン、バナジウム、クロム、マンガン/特徴・性質・名前の由来

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今回は「原子番号21,22,23,24,25」にあたる

スカンジウム(Sc)、チタン(Ti)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)の説明です

この辺まで来ると、馴染みのない元素がいくつか含まれてくるかもしれませんね。

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『原子番号21,22,23,24,25』ースカンジウム、チタン、バナジウム、クロム、マンガン/特徴・性質・名前の由来

原子番号21 スカンジウム(Sc)/特徴・性質・名前の由来

 

「原子番号21 スカンジウム(Scandium)」の名前の由来は、ラテン語の「スウェーデン(Scandia)」です。

 

スカンジウムという元素名に聞き馴染みがないかもしれませんが、

それは存在量が少なく高価なために、あまり開発が進んでいないからです

 

アルミニウムと似た化学的性質を持っていて、スカンジウムのランプは太陽光に近い光を発するため、

野球場などのアウトドアスポーツの照明として使われています

 

その他にも自転車などの軽量化素材として使われたり、強化合金の成分に含む場合もあります

スカンジウム

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原子番号22 チタン(Ti)/特徴・性質・名前の由来

 

「原子番号22 チタン(Titanium)」の名前の由来は、ギリシア神話の巨人「タイタン(Titan)」です。

 

強度の強さ、軽さ、さびにくさといった産業的に優れた性質から、

メガネフレームや時計、ゴルフクラブなど身近な商品にも多く使われていますね。

 

また、チタンの化合物である二酸化チタン(TiO2)も光触媒として身近な存在です。

光触媒というのは、光エネルギーにより化学反応を促進する効果のある触媒のことです。

例えばトイレの床に使うことで、光が当たると汚れが分解され、臭いの発生を抑える効果があります

 

この光触媒の作用は少しだけ複雑なのですが、

簡単に言えば光(紫外線)によって二酸化チタンの表面に強い酸化力をもつ分子(O2-とOH(ヒドロキシラジカル))が生じるためです。

空気中の酸素と水分が酸化力をもつ分子に変わって、有機物の汚れ分解後、二酸化炭素と水になる」と理解していただければ問題ありません。

チタン

 

 

原子番号23 バナジウム(V)/特徴・性質・名前の由来

 

「原子番号23 バナジウム(Vanadium)」の名前の由来は、スカンジナビアの愛と美の女神である「バナジス(Vanadis)」です。

バナジウムは耐食性、耐熱性に優れた硬い元素です

 

バナジウムを添加した鉄鋼(バナジウム鋼)はドリルやスパナといった工具として使われ

その耐熱性から原子炉やエンジンのターボにも利用されています。

 

自然界では特定のキノコやホヤに含まれていて、

バナジウム自体には血糖値を下げる効果があると最近の研究で明らかになっています。

バナジウム

 

 

原子番号24 クロム(Cr)/特徴・性質・名前の由来

 

「原子番号24 クロム(Chromium)」の名前の由来は、ギリシア語の「色(Chroma)」です。

「Googole Chrome」の名前の由来ともなった元素ですね。

 

クロムは耐食性に優れているので、メッキとしてよく使われています

 

他の金属元素などと合成する「合金」の材料としても有名で、

例えば鉄と合成することでステンレス合金になります

 

その他にもルビーの着色成分に含まれていたり、

自然界では三価クロムとして落花生などのマメ類や玄米に多く含まれています。

クロム

 

 

原子番号25 マンガン(Mn)/特徴・性質・名前の由来

 

「原子番号25 マンガン(Manganese)」の名前の由来は、ラテン語の「磁石(Magnes)」です。

 

マンガンといえば、マンガン電池が有名ですが、現在では安い電池の代名詞となってしまいましたね

しかし乾電池としては現在でもアルカリマンガン電池に含まれているように、電解質として非常に有効な元素です。

 

マンガンのおもしろい性質として、鉄よりも硬い一方で非常に壊れやすい(もろい)という点が挙げられます。

よって、マンガン単体ではなく鉄を添加したマンガン鋼として広く使われています

マンガン

 

 

以上、『原子番号21,22,23,24,25ースカンジウム(Sc)、チタン(Ti)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)/特徴・性質・名前の由来』でした!

ご朗読ありがとうございました<(_ _)>

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「原子番号21,22,23,24,25ースカンジウム(Sc)、チタン(Ti)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)/特徴・性質・名前の由来」まとめ

原子番号21 スカンジウム(Sc)/特徴・性質・名前の由来

・ 存在量が少なく高価なために、開発があまり進んでいない

・ スカンジウムのランプは太陽光に近い光を発するため、アウトドアスポーツの照明として使われている

・ 軽量化素材としての利用や強化合金の成分に含む場合もある

原子番号22 チタン(Ti)/特徴・性質・名前の由来

・ 強度の強さ、軽さ、さびにくさといった産業的に優れた性質をもち、用途は時計、ゴルフクラブなどさまざま

・ 二酸化チタン(TiO2)は光触媒としてトイレの床などに利用される

・ 光(紫外線)によって二酸化チタンの表面に強い酸化力をもつ分子が生じ、それが有機物(汚れ)を分解している

原子番号23 バナジウム(V)/特徴・性質・名前の由来

・ 耐食性、耐熱性に優れた硬い元素

・ バナジウムを添加した鉄鋼(バナジウム鋼)はドリルやスパナといった工具として使われる

・ バナジウム自体には血糖値を下げる効果がある

原子番号24 クロム(Cr)/特徴・性質・名前の由来

・ 耐食性に優れているため、メッキとしてよく使われている

・ 鉄と合成すればステンレス合金になる

・ 自然界では三価クロムとして落花生などのマメ類や玄米に多く含まれている

原子番号25 マンガン(Mn)/特徴・性質・名前の由来

・ 鉄より硬い一方で非常に壊れやすい(もろい)という珍しい性質をもつ

・ 鉄を添加するとマンガン鋼になり衝撃に強くなる

・ マンガン電池として利用され、アルカリマンガン電池においても電解質として有用

 

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