科学の雑学Q&A

濃口醬油・薄口醬油の違いは?/塩分は薄口の方が多い?

投稿日:2020年6月18日 更新日:

 

今回は『醤油(しょうゆ)の雑学』として、

1、濃口醬油と薄口醬油の違いは?
2、塩分は薄口の方が多いって本当?

という2つの疑問に、”わかりやすく・簡単に” 答えていきます。

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濃口醬油と薄口醬油の違いは?/塩分は薄口の方が多いって本当?

 

濃口醬油と薄口醬油の違いは?/塩分は薄口の方が多いって本当?

 

さっそく『濃口醬油と薄口醬油の違いは?』の答えから!

 

濃口醬油と薄口醬油の違い」は、ずばり

色の違い(発酵度合いの違い → 長く発酵させるほど色は濃くなる)

で、

濃口醬油 ⇒ 色が濃く、香り・コクも強い(≒ 味が濃い)

薄口醬油 ⇒ 色が薄く、香り・コクは控えめ(≒ 味が薄い)

となっており、よく勘違いされがちな「塩分濃度が高いのはどっちか」については

【薄口醬油】の方が【2%】ほど塩分濃度が高い(塩分濃度は【薄口18%】【濃口16%】前後の商品が多い)

傾向にあります。

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スーパーで多く陳列されているのは

濃口醬油の方で、国内シェアは80%ほど

となっており、「煮物」や「味付」といった

一般的な家庭料理に向いているのも「濃口醬油」

の方です。

では「薄口醬油」はいつ使うのかと言えば、

醬油の味を抑えて、素材の味を出したい「お吸い物」や「京料理」

などで、高級料亭で使われることが多い傾向にあります。

 

そもそも

「薄口醬油」と「濃口醬油」の根本的な違いは「発酵をどれだけ長くさせたか」

に起因していて、

薄口醬油 ⇒ 発酵・熟成期間を短くして醬油の味を抑える代わりに、品質劣化を防ぐために塩分濃度を高めている(濃口醬油より15%ほど塩分を多く使用)

濃口醬油 ⇒ 十分に発酵・熟成させることで、醤油本来の味とコクを実現している

といった感じで、

発酵が進むほど醤油の色が濃くなる

ため、

塩分濃度:【薄口醬油】>【濃口醬油】

色:【薄口醬油】<【濃口醬油】

味・コク・香り:【薄口醬油】<【濃口醬油】

となるわけです。

 

以上、『濃口醬油と薄口醬油の違いは?/塩分は薄口の方が多いって本当?』について簡単にまとめました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>

 

『濃口醬油と薄口醬油の違いは?/塩分は薄口の方が多いって本当?』まとめ

濃口醬油と薄口醬油の違いは? ⇒ 色の違い(発酵度合い・熟成期間の違い)

塩分は薄口の方が多いって本当? ⇒ 本当(薄口醬油の方が2%ほど塩分濃度が高い)

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